#超短編小説
【絵から小説】見つめたその先には
黄昏時、この高台に来るのが好きだった。
辛い時、悲しい時、嬉しい時、ここに来るとホッとした。
私はある一点を見つめていた。
街には徐々に灯りが増えていく。
明日からはもうこの景色は拝めないだろう。
視界がぼんやりと歪んだ。夕日が目に染みたのかもしれない、いや、きっとそうだろう。
全部夕日のせいだ。ごしごしと乱暴に擦る。
「ありがとう、さよなら」
私はそれだけ言うと深々とお辞儀をし、踵を返し
黄昏時、この高台に来るのが好きだった。
辛い時、悲しい時、嬉しい時、ここに来るとホッとした。
私はある一点を見つめていた。
街には徐々に灯りが増えていく。
明日からはもうこの景色は拝めないだろう。
視界がぼんやりと歪んだ。夕日が目に染みたのかもしれない、いや、きっとそうだろう。
全部夕日のせいだ。ごしごしと乱暴に擦る。
「ありがとう、さよなら」
私はそれだけ言うと深々とお辞儀をし、踵を返し