沖縄県産ドラゴンフルーツが美味しい理由とは!?
はいたーい!沖縄料理研究家 宮澤かおるです。
南国の果物でも人気があるドラゴンフルーツ。
今回は、沖縄県産ドラゴンフルーツの糖度が高く美味しい理由、歴史や名前の由来、含まれる栄養素、知られざるツボミなどを解説します。
■ドラゴンフルーツの歴史や原産国
原産国は、中央アメリカや南アメリカ、メキシコで、サボテン科のため亜熱帯地方で栽培されています。
主な産地は、東南アジア、メキシコ、ベトナム、台湾、日本では、沖縄県や鹿児島県、宮城県ですが、90%が沖縄県で生産。
沖縄県には1990年代に導入され、名護市、糸満市、石垣島、宮古島、石垣島など全地域で栽培されています。
■ドラゴンフルーツの名前や由来
別名「ピタヤ」。皮部分が龍のウロコのように見えることから「ドラゴンフルーツ」、夜に花を咲かせることから「ムーンフラワー」、「夜の女王」ともよばれています。
主な旬は、6月から11月で、今が一番美味しい時期です。
■ドラゴンフルーツの種類
お店に出回っているのは、主に3種です。
●レッドドラゴンフルーツ(レッド種)
果皮と果肉が赤紫色のピンク。ドラゴンフルーツの中で一番甘いのが特徴で、色鮮やかで人気がある種類。
●ホワイトドラゴンフルーツ(ホワイト種)
果皮がピンク色で、果肉は白く、味はあっさりしている。一番多く、全国的に出回っている種類。
●ピンクドラゴンフルーツ(ピンク種)
果皮と果肉がピンク色のドラゴンフルーツ。味はさっぱりしているが甘みがある。種類によっては糖度が15度あるものもあります。数年前から見かけますが、まだ出荷量が少ないようで、なかなか出会えない種類です。
どの色がお好みですか♪
それぞれ味が違うので、食べ比べもおススメですよ!
■ドラゴンフルーツの栄養素
ドラゴンフルーツ(レッド種)の主な栄養素は、
100g当たり52Kcalと低カロリー。
余分な塩分を体外に排出する働きがあるカリウム、全身に酸素を運ぶ赤血球を作り貧血予防の葉酸、健康な皮膚に必要なナイアシンなどが含まれています。(※1)
■沖縄県産ドラゴンフルーツが甘い訳とは!?
ドラゴンフルーツは、パイナップルと同じく、収穫後は追熟しないのが特徴です。沖縄県のドラゴンフルーツは完熟で店頭に並びますが、海外からの輸入ものは、完熟前に収穫され、輸出されます。そのため、沖縄県のドラゴンフルーツは、一番美味しい状態で店頭に並ぶので、味が濃く、甘みがあるのです。
■旬な時期だけの楽しみ〝ツボミ〟
上の写真をご覧ください。こちらは、ドラゴンフルーツのつぼみです。旬な時期に沖縄の道の駅などでしか手に入らない貴重な部分ですが、このドラゴンフルーツのつぼみは、なんと食べられるのです♪
下のガク部分を切り取り除き、熱湯で茹で、辛子醤油やドレッシングなどでサラダ感覚で食べるのがおススメ。シンプルですが食感が楽しめる食べ方です。また、天ぷらにしても美味しい1品ですよ。
甘みがあり、オクラのような粘り気でクセになる~!なかなか手に入らない食材なので、見つけたらラッキー♡
ドラゴンフルーツの魅力は見た目が鮮やで、元気がでる南国果物ですね。そのまま食べるのも良いですが、デザートやスムージーにもおススメですよ。
今が旬のドラゴンフルーツ。
沖縄県産が手に入ったら是非お試しください♡