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     ぐうたらのあなぐら

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日常で思ったこと自由に書きます。ここはぐうたらのあなぐらです。
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2022年3月の記事一覧

その先はでっかい群れ

その先はでっかい群れ

白昼、東の都のとある町を友人と歩いていた。
やはり都会。コンクリートジャングルとはよく言ったもので

人が多い多い。
ビルが高い高い。

僕たちはというと、お腹を賑やかす為適当なご飯処を探し求めていたのだった。
あらゆる人間のあらゆる食欲を満たすことを一義として町が形成されているのではないかと思われるほど多くの店が軒を連ね、あれやこれやに目移りして決めあぐねていた。
そうやってお腹と問答している内

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猫の額にお鉢が一つ

猫の額にお鉢が一つ

部屋に小さなガジュマルの木を置いている。

猫の額ほどの広さの小さなあなぐらに何故ガジュマルを迎え入れようかと思ったのかというと、衝動に駆られたとしか言い訳が立たない。
部屋に命あるものを置くと運気があがるだとか、観葉植物を置くと風水的にうんたらかんたらと耳にしたことあるけれど、そんなことを期待して買ったわけでは決してない。

あらゆるお花や木が置いてある植物園のようなお店で、このガジュを見つけて

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無邪気なQちゃん困ったAさん

無邪気なQちゃん困ったAさん

答えに窮する問いがある。
考え出せば泉のように湧き出ることだろう。
なんならば僕は答えを用意できる問いのが少ない。

お勉強が大の苦手な劣等生だった僕は、学生の頃に、次々と放り投げれる問いに狼狽、困窮し、求められている答えを用意することができず膝を震わせながら白旗をあげることがたくさんあった。
僕の島にはそれはもう、そこたらじゅうに旗がそよそよとはためいていたのだ。
もう勘弁してくださいましと何度

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