ハンニバル・レクター『羊たちの沈黙』より あと『ハンニバル・ライジング』 『レッドドラゴン』もちょっとだけ
1991年に公開された、言わずと知れたクライム映画の金字塔。公開から30年が過ぎた今も、映画界に聳える不滅の塔だ。そして、『羊たちの沈黙』をその地位にまで押し上げたのは、なんといってもハンニバル・レクター。選民的、儀礼的、紳士的で知的。なのに食人鬼。後の悪役に多大な影響を与えたキャラクターだ。
正直、こいつはあんまり好きじゃない。というか好きじゃなかった。無敵な癖に、ただの賢く若い女を気に入ったりする。なんかつまんね。でも、映画史に早くから登場した神格化を伴う悪役。考察して