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災害備蓄セットの梱包、障害者施設にお任せ 宮城・石巻市社協が企業と作業請け負い契約

<G72BOXは、障がいのある方々が中心となり梱包を担い活躍>

石巻市社会福祉協議会は28日、災害支援事業を展開するガーディアン72(G72、東京)が販売する災害用備蓄セットの梱包(こんぽう)作業を市内の障害者福祉施設が請け負う契約を同社と締結した。

 G72は東日本大震災時に、支援物資の仕分け作業に多くの労力が必要だったことを受けて、備蓄セットを開発。食品や衣類、生理用品、携帯ラジオといった主に発災後3日間で必要な物資計65品が入る。5年ほど前から、希望する全国の自治体で備蓄を進めている。

 市社協の障害者就労支援事業所「みどり園」の利用者が物資を段ボールに詰める作業を担う。完成品は主に東日本の自治体に配備される。工賃は1箱当たり350円。障害者が作業に携わるのは、東京都墨田区の施設に次いで全国で2カ所目という。

 市ささえあいセンターであった締結式で、市社協の林久善会長(75)は「利用者が仕事に励む機会ができてうれしい」と述べた。G72の有馬朱美代表(61)は「取り組みを今後の大災害に生かしたい」と話した。

河北新報社より引用


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