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2022の決意:朝をあきらめる

新年早々、こんなネガティブな決意をしたものがかつていただろうか。いや、いたと思う。いないことはないと思う。

かつては私も朝信者であった。

朝は素晴らしい。明るいし、一日が長く感じる。そしてまだ人が寝静まっていて静かなので、どんなことにも集中できる。仕事をすれば他のメンバーよりも大きな成果を出すことができるし、読書をすれば知見が深まる。
運動なんてすれば最高だ。たしか朝運動することで血行が良くなり、一日シャキッとするような効果があった気がする。

というわけで朝は最高だ。時間のない社会人にとって、朝の時間を有効に活用すればすべてを手に入れることができるといっても過言ではない。

だから人は毎年正月に思うのだ。「今年こそは早起きする一年にするぞ」と。

いや、正月だけではない。もしかしたら年度末とか、月末とか、もしくは不定期に人は思うのだ。「明日から早起きするぞ」と。

できないのだ。つまり。

早起きするぞと思った回数、人は早起きに失敗しているのだ。先ほど書いた朝の有効活用なんて、本当にたまにしかできない。たまにしかできないから素晴らしい経験として脳が記憶しているし、たまにできてしまうからなんとなく明日もできるんじゃないかという気がしてくる。

素晴らしい人生を送ってそうなあの人もそういえば早起きが習慣だったし、なんなら自分だって高校生のころはできていたじゃないか。という気がしてくる。

甘い。できないのだ

正確に言うと、できない回数のほうが圧倒的に多いのだ。冷静に考えればわかる。90%くらいできない。そんなことに挑戦するのは馬鹿げている。

だから今年は早起きをあきらめる。

なんて意志が弱い人間なんだと思うかもしれないがしょうがない。意志が弱いんだから。生まれつき体が弱い人がいるように、私はきっと生まれつき意志が弱い。きっとそう。だからあきらめる。

でもこれも一つの強い意志ではないか。あきらめる強さ。的な。

そしてその分、夜を活かすことにした。意外と長くなったのでまた次回。

おやすミミロル。


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