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不登校について知る。

不登校の定義とは

文部科学省では、「不登校児童生徒」とは「何らかの心理的、情緒的、身体的あるいは社会的要因・背景により、登校しないあるいはしたくともできない状況にあるために年間 30日以上欠席した者のうち、病気や経済的な理由による者を除いたもの」と定義しています。
(引用元:不登校の現状に対する認識|文部科学省)

つまり、病気や経済的な理由以外で30日以上欠席することが不登校であるということです。

不登校児童生徒数の推移

では、実際にどれくらいの児童や生徒が不登校になっているのでしょうか。
ここでは文部科学省が発表している「児童生徒の問題行動・不登校等生徒指導上の諸課題に関する調査」をもとにデータをまとめました。

※文部科学省HPリンク

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小学校での不登校生徒数の割合が、前年度よりも28%増加しています。
不登校の割合が一番多いのは中学校の3.6%。いずれにしても小中高全てにおいて不登校の生徒数が増加しています。

不登校生徒数の割合が高校で減少しているのは、通信制高校が不登校で悩む生徒や、発達障害により通常の学習が難しい生徒などにも適したスタイルとして認知され、進学することで不登校の状態を改善したからとも考えられます。

不登校になったきっかけ

では、なぜ不登校になるのでしょうか。文部科学省のデータでは、不登校になったきっかけは大まかに学校生活に起因するもの、家庭生活に起因するもの、該当なしに区分されます。

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不登校になる原因と対策

ここでは、不登校になる原因の大きな割合を占めている「いじめを除く友人関係をめぐる問題」と「学業不振」について見ていきましょう。

【いじめ・友人関係】

原因:学校にはいろいろなタイプの生徒、学生が集まって集団生活を送ります。性格や気質は本当に様々で、大人社会でも同じですよね。

悪口やいやがらせ、いたずらなど、いじめの始まりは些細な内容が多いです。うまく仲間に入れずに気まずく感じたり、人見知りでコミュニケーションが苦手だったりなど、学校を楽しい場所だと感じることが難しく、人間関係や雰囲気に耐えられず不登校になってしまうこともあります。

対策:まずは無理せず学校を休ませること。昔は、我慢してでも学校へ行くのが仕事など、大人の事情で言われることも多かった(私も言われたうちの一人です)ですが、それだと心も元気が無くなってしまいます。まずは安心できる自分の居場所で過ごさせることが対策の1つといえます。

【学業不振】

小学3年生ぐらいになると、低学年のときよりも学習の内容が広く、本格的なものになってきます。

そこで勉強についていけず、テストで点数が取れない、宿題もうまくできない。それによって負い目を感じ、自信が失われてくると不登校につながるという事例です。

学年が上がるにつれて、周りの人と自分を比べるようにもなるので、なおさら「自分は人と比べてできない」と落ち込んでしまうことも考えられます。

対策:つい、周りの人と比べてしまい、もっとできるんじゃないかという親の期待がストレスになってしまう、わからないことを先生や友だちに聞くことが恥ずかしい、難しいと感じています。

そういうところに、親も子どもも気づいてありのままを受け入れることが大切です。

そして、101カレッジ。

不登校数の割合がもっとも多い中学生は、3年間の義務教育が修了すると次に進学するかどうかの大きな岐路に立ちます。

進学の場合、普通校、工業や農業高、高専、通信制など選択肢がありますが、自分が何をやりたいのか、何が好きなのかに出会っている中学生はまだそう多くはありません。

101カレッジでは、いろいろな業種の職業体験を通して、自分が好きなこと、やりたいことに出会うきっかけを提供します。

また、精華学園アイランド校も併設していますので、高校卒業の資格も取得可能です。

ゼロから学ぶ、ゼロからイチをつくる。
あなたのオリジナルな”1”を一緒に見つけていきませんか?



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