ぼちぼち生きる
世の中を引っ張るリーダーでもなければ、世を照らすスターでもなく、世界を救うヒーローでもない。
住む世界は画面の向こうにある映えた世界ではなく、ちょっと散らかったこっちの世界。
色んなステータスに上下はあれど、殆どはどんぐりの背比べ状態。世の中のほとんどの人がただの凡人だ。
ゴージャスでラグジュアリーでアグレッシブでアクティブで映えまくってて・・・あとなんだ?
とにかくそんな世界で生きてる人が幸せだとしても、こっちの散らかった世界の住人が不幸せってことではない。キャビアの美味しさはよくわからなくても、卵かけごはんは十分すぎるほど美味しい。
お金も時間も地位も名誉も、そして唯一無二の才能も、あるにはあった方がいいんだろうけど、別になくたって大騒ぎする必要もない。
ちょっとした知恵とほんの少しの工夫があれば幸福度は増し、いわゆる豊かな人生になると思う。
今ではもう使う人がいないかも知れないけど、かつて大阪の商売人には定番ともいえるフレーズがあった。
儲かりまっか?
ぼちぼちでんなぁ。
これを人生に置き換える。
幸せでっか?
ぼちぼちでんなぁ。
ぼちぼち生きる。
そこにはきっとそれなりに多くの幸せが詰まっている。
いつでも普通の感覚を失わなければ、困ることはない。
(トーマス・エジソン)
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?