見出し画像

未プレイなのに「あつまれ どうぶつの森」でとにかく号泣している

私自身はゲームが苦手で、自分でプレイすることはほとんどない。
でも最近、人気ゲーム「あつまれ どうぶつの森」をアメリカ人がプレイする "ゲーム実況" を見始めてから、その世界にずぶずぶとハマっていった。

このJordanさんの配信は本当に癒される。
まず低くて落ち着いた声に癒される。そして彼がゲームのディテールの素晴らしさに感動するたび、こちらも感動し、そして癒される。
まるでプレゼントの箱を開いては目を輝かせるような、そんな楽しみ方をする人。まさに「どうぶつの森」向きな方だと思う。
英語がOKな方はぜひ。ぜひ見てみてください。

そして本題。
最近私はどうぶつの森のゲーム実況だけでは飽き足らず、プレイしている皆のツイートも検索するようになった。自分自身はまだプレイしたことがないのに。

ツイートの多くは可愛らしく癒されるものだったり、滑稽で笑わせてくれるものが多い。
でも検索を続けると、すこし毛色の違ったツイートを見かけるようになった。
家族や友人やペットの死を、ゲーム内のあの穏やかな島の中で悼む人たちが少なからずいたのだ。

語学学習がてら英語でツイートを検索しているので英語ばかりになるけれど、いくつか紹介したい。

5年前に亡くした母の命日に、お墓参りに行けなかったと言う女性。
そんな彼女のために、友人たちが島の一角に花で囲まれたお墓をつくり、そこへ彼女を連れて行く。
ゆっくりとお墓の存在に気づいた女性の表情の変化に、もらい泣きしてしまう。

5年前に亡くした愛猫ルナのために、その子を悼む場所を作った人。
愛猫のことを思わない日は無い。

流れる滝を横切った先、静かな浜辺には、亡くした父を想うための小さく特別な場所がある。

7年前に母を亡くした人は、コロナ禍の日本にいて、ニューヨークの母の元へ行くことはできない。
島に作った母の墓に、母の日に訪れた。

"Animal Crossing memorial" などで検索すると、どうぶつの森のあの穏やかな島で、誰かが誰かを思っていることを垣間見ることができる。
祖母が生前好んで座っていたロッキングチェアを、海辺に置いて「気に入ってくれるといいな」と呟く人。
外出自粛の中、お墓へ訪れることが叶わなかった人たちが作る、花と思い出の品で囲まれたお墓。

ひとつのゲームが私たちに与えてくれる可能性は計り知れない。
ゲームのもつ力は私の想像を越えて、新しい世界へ私を連れてゆく。

あつまれ どうぶつの森を皆が楽しんでいる様子をネット越しに見ながら、今日も癒され、笑い、そして号泣している。

この記事が参加している募集

自己紹介をゲームで語る

いただいたサポートは飼い猫たちのご飯やおもちゃへ生まれ変わります。