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一級建築士製図試験_10 《解答例を暗記して真似ることが合格への最短経路》

こんにちは。一級建築士のYAPです。

YouTubeで3Dモデルを使用した一級建築士製図試験課題の過去問分析動画の配信を開始しました。

過去問解説動画を始めた理由は別の記事でまとめていますので、そちらをご覧ください。

今回の記事で述べたいことは、解答例を暗記するくらい勉強することが試験当日のプランニングに生かされるという話です。

私は意匠設計の仕事をしているので、プランニングには自信がありました。

製図試験1年目は自信満々にプランを書いて法規のミスで不合格になりました。

良いプラン、わかりやすいプランを書くことにこだわって今までやったこともないコア配置やゾーニングをして、プランをまとめるのに苦しみ、法規の確認を怠っていました。

これでは受かるはずがありません。

製図試験2年目はどうしたか。答えは簡単でした。

過去問や学校の課題の解答例をゾーニングレベルで暗記して、試験当日は課題文に合ったゾーニングコア配置を選択し、解答例を思い出しながらプランニングしました。

自分でオリジナルを考えるのではなく、今までやってきた課題の解答例を参考にプランニングしました。

もちろん敷地条件も要求諸室も異なるので、全く同じとはいきませんが、コア配置とゾーニングさえ間違えなければハチャメチャなプランにはならないのと、エスキスが短時間で完成できるので、チェック時間も十分に取れます。

私が合格した年は令和2年「高齢者介護施設」。多くの受験生が東西にユニットを分散配置していましたが、私は南北にユニットを奇麗に分け、真ん中にコアを配置する資格学校で学んだ解答例プランそのままに解くことで、合格できました。

合格時復元図

本試験中は0から考えることはせずに、覚えている解答例の引き出しの中から、ゾーニング、スパン割、コア配置を選択する作業に変えたのです。

この考えは人によって合う合わないがあるのかもしれませんが、私には非常に合っていました。

また、チューターと講師をやらせていただいた時にも、ある程度プランが出来る人は良しとして、毎回プランがまとまらなかったり、はちゃめちゃなプランを書いている受講生にはこの方法をお勧めして、見事一級建築士試験から卒業していきました。

製図試験は本番の試験との相性とも言われますが、私はそんなことはないと思います。

資格学校の課題はある程度のパターンが網羅されており、S資格の課題だけでも毎年、この課題を参考にすれば解けたなと思う課題が存在します。

近年の本試験では初出題の傾向があるがゆえに、ゾーニングやコア配置のプランニングの部分ではもう迷えない試験になっています。

そこで迷っている時点で合格可能性は大きく低下してしまいます。

私は自信の経験と、指導経験から解答例の①敷地条件に対するゾーニング、②コア配置、③スパン割くらいの大枠の内容をある程度覚えてしまうことは非常に効果的だと考えています。

その考えから、過去問のゾーニング暗記に適した動画を作成していますので、是非参考にしてみてください。

今後も「一級建築士製図試験」についての情報発信、解説を行っていきます。今回の記事が為になったという方はスキとフォローをよろしくお願いいたします。

Twitterでも情報発信を行っています。そちらもフォローしていただけると嬉しいです。 @y_architect_p

ココナラでは図面の添削等も行っています。こちらもフォローしていただけますと嬉しいです。

Youtubeチャンネルを開設しています。
今回紹介した過去問分析だけでなく、私が実際に行っていて、指導者として受講生にも教えているエスキス法の動画も随時更新予定ですので、是非チャンネル登録をよろしくお願いいたします。

SEE YOU NEXT TIME !!

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