087\\\ 空気の「気圧」を利用した呼吸健康法~*
身体の健康を得るために、むずかしい呼吸法を覚える必要なんか、ありません。
この地上には、空気の「気圧」というのがありますから、それを利用するのです。
ただ、空気の気圧というのは、下からも上からも、前からも後ろからも、右からも左からも、均等に来ていますから、その中から、どこからの気圧を選ぶのか? で、効果に違いが出てきてしまいます。
どこからの気圧を選ぶのか? には条件があります。動いてもよし、止まっていてもよし、寝てもよく、立っていてもよく、座っていても、歩いていてもよいものでないと、なりません。
細かい説明はさておき、答えは、右からの気圧と左からの気圧の両方を使うことです。ただし、左右均等で、左右同量、左右同時、であることです。
そうしないと、身体の左右のバランスが、おかしな格好になってしまいますから。右からの気圧を50、左からの気圧を50とします。
左右の真ん中の中心が、両足の間の真ん中にちゃんとあるようにします。そのように想うだけでいいのです。
しっかり真ん中を感覚するのは、すぐには出来ないかもですが、サーカスで綱渡りをする人が、綱の上でバランスを取りながら歩くようなイメージが出来れば、いいのです。
左右に気持ちを分散させないで、意識を真ん中に、両足の間の中心に綱があって、そこに左右のバランスを集めるようにして、綱の上を渡るように想像出来ればいいだけです。
すると、左右からの気圧は、その両足の真ん中の綱のところに集まるようになります。
上空からの気圧も、両足の真ん中の綱のあるあたりに、真上から鉛直に降りて来ますので、これでだいじょうぶです。
あとは、ちょっとだけ、おへその下あたりを前にほんのわずか前側に傾ける心構えでいれば、全身の重心はおへその下に集約されます。
重心が、ひたいの方に上がらないために、おへその下あたりに、やや傾けさせておくのです。この姿勢は東洋での身体づくりには、とっても重要な一点です。
はい! これで、できました!
これでもう、30%完成です。あとの70%は、まっすぐ歩いても、右に曲がっても左に曲がっても、腰を下げたとしても、この全体バランスがくずれなければいいだけです。
人の身体と地球の空気とは、気圧を通してとっても仲良くなれる相性なのです。自分でそんなに大きく呼吸などはしなくても、空気の方であなたのために呼吸をしてくれるようになっております。だいじょうぶです。
「呼吸」のつくり方。
・~ 薔 薇 の 呼 吸 ~・
この『薔薇の呼吸』をいちばん素晴らしい「呼吸」といたします。
薔薇を宇宙と見立てた「呼吸」なのです。
しらのゆきひと///呼吸のデザイナー
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