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008\\\ 音 楽 瞑 想 (その1)

音楽瞑想/インターナル・リスニングという「音楽の聴き方」のお話しです。これは、お部屋の中で好きな音楽をかけていい雰囲気で聞いてリラックスという聴き方ではなく、ちょっとした集中力が必要な「音楽の聴き方」です。それで「音楽瞑想」としました。

音楽瞑想なんて言われると、なんだか特別な波動が入っているアルファー波やらシータ波入りの音源をかけて気分やすらぐ、みたいに思われてしまいますが、違うのです。アメリカでは(日本にも販売しているようですが)幽体離脱するための音楽もあるようですが、それとも違います。

つまり、かける音源によって、音楽瞑想になったりならなかったり、ではなくて、ある「聴き方」を用いることで「音楽瞑想」となるよというお話しを今回はいたします。


インターナル・リスニングとは「内に向けて聴く」とい意味になります。たとえば、目の前のスピーカーから何か音楽が流れているとします。特別波動入り音楽や特殊ヒーリング音楽である必要はありません。あくまでも「聴き方」についてのお話しです。

それで、音楽をこのように聴いてみてください。目の前のスピーカーから聞こえる音楽に対して、《これはスピーカーから流れているのではなくて自分の中から聴こえているのだ》と。そう想うのです。

自分がスピーカーだ。自分が音源だ。自分の中に向けて聴いている。というイメージでよろしいかと思います。つまり、《音が聴こえてくる位置を変えてみる》ということなのです。外から内に。


アチラにある音源をコチラに。 アレをココに。ソレをコチラに。というようにです。聴こえる音楽が「どこを音源として鳴っているのか?」を、自分の側で変えてしまおうという「音楽の聴き方」です。(今のところは「外の音源を自分の内に」ですが他にも応用はあります。それはまた次回に)

確かに物理的には、目の前のスピーカーから聴こえる音楽なのですが、それを「意識の使い方」で、音源位置を変えてしまうという技法です。

これによって、カラダと音楽との出会い方が、変わります。音楽の方は変わりませんが、聴いている自分のカラダが変わるということです。

たとえば、自分の内側に向かって聴いた音楽(インターナル・リスニング)を、さらに、「自分の心臓に聴かせる」「自分のおなかの中に聴かせる」「自分の両脚に聴かせる」「機能のよろしくない内臓に聴かせる」「自分の血管に聴かせる」なども出来るわけです。ちょっと面白いですよね。セルフヒーリング的な聴き方です。

丸いオーラがいいね05

この「聴き方」は自由に応用がききます。一旦、耳で聴いた音楽を、さらにカラダの中のどこかの部分に「聴かせる」ことで、「聴かされた」カラダの各部は、そこで音源からの振動を感じることになります。不活発な身体の各部が振動によって活発になる。

ぼくの場合は、音楽は呼吸法や踊りのために使いますので、耳で聴いた音楽を両脚(特に両足先)に、聴かせます。そのとき、スピーカーからの音楽は地面を伝わって両足先に来ているように思えたりいたします。

耳で聴いてから、カラダを動かすよりも、地面伝いで、両足先から聴く方が、カラダの反応が速い感じがいたします。

耳で聴いている音楽は、どうしても「脳」を経由して来ますが(つまり音楽側から見るとワンテンポ遅れた反応になる)、地面伝いで両足先で聴いていると、脊椎反応レベルの速さを感じられるわけです。


音楽と身体の関係。人間にとってこの関係は実に深いものです。ぼくはどうしても音楽と身体のつながりを、踊りや呼吸法の動きの練習の時にのみ使っています。音楽を聴くことが好きでスピーカーから音楽を流して楽しむ(つまり静かに音楽に心を向けて聴く)ということはほとんどありません。音楽があると、すぐに呼吸法をしてしまうか、つい身体を動かしてしまいます。

ですから、音楽をかける時にいちばんぴったりくることを言葉で説明すると《身体に音楽を聴かせてみる》です。そうすると身体はどう反応するか?それは音楽を聴いた身体だけが知っている。

音楽は身体が活きるためのエネルギー源であり、自分の身体の反応を感じ取って動いてみるための外部情報源であったり、自分の身体を孤独にさせないエネルギー・パートナーだったりするわけです。


外に聴こえる音源に対して「内に向かう」をおこなうのが音楽瞑想です。ふつうに音楽を聴いている時は、「あー、いいね!」「この音楽好きだなー」というように、「外に向かう」ですが、その逆をするのが音楽瞑想/インターナル・リスニングなのです。

★呼 吸 法 ワ ン ダ ー ラ ン ド///★

つづく


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