068\\\ 若返るふたりのtalk show(30)
今回は『歩き幽体』の登場です。幽体といっても、幽体離脱のための幽体ではありません。いろいろ試してみたのですが、幽体離脱はとうとうどうやっても出来ませんでした(笑) その代わりの『歩き幽体』となります。幽体にもいろいろと使い方があるのです。
もともと人の身体には「既成幽体」が肉体の中に存在しています。さらに呼吸法で作り上げた「空気の幽体」を二重重ねをいたします。既成幽体と空気の幽体をひとつに重ねて、自分の思いで動いてくれる可動性の幽体を作りました。幽体が歩くなんて、なんて面白いのでしょうね。
幽体と言っても『この世の幽体』ですから、死んでふわふわと飛んで死後の世界に行く方の幽体ではありません。『歩き幽体』とはいうものの、幽体には脚はありませんので、地面を滑るように歩き移動をするで『歩き幽体』と名付けてみました。
歩き幽体?
聞いているわたし/// ふたりの「間」の空間ばかり見ていたせいで、自分の意識の位置が肉体の位置とずれてしまうようになってしまいました。そして気が付くと、自分の目の前にわたしの幽体が居るようになったのです(笑)
話をしているぼく/// それを自在に思い通りに歩かせるから『歩き幽体』?
聞いているわたし/// 自分が「肉体だけの存在」というのはさびしいですよね? そんなことを思いながらふたりの「間」を見ていたら、こんなことになってしまったのですよ。だから、わたしという自分は肉体のカラダ+幽体のカラダという二重性なカラダの存在なのです。
話をしているぼく/// でも、もし、自分から出た幽体が肉体に戻ってしまうと、また「自分は肉体だけの存在」となってさびしくなるでしょ?
聞いているわたし/// はい。そーなんです・・・ さびしいです・・・
話をしているぼく/// そのために、幽体がするべきコトを教えてあげよう。それはね。幽体が何かに「着体」出来るということ。幽体そのものは「無色無役目」の存在なんだ。電波とか波動のようなもの。だから、幽体が何もすることが無いと、つまらなくなって、すぐに肉体に戻ってしまう。
聞いているわたし/// 幽体に役目を持たせれば、肉体には戻ってしまうことは無くなるんですね?
話をしているぼく/// うん。それが「着体」。何か外の対象に貼り付いてそれとひとつになってしまうこと。すると、幽体は「有色役目有り」ということになるでしょ?
聞いているわたし/// すると、何かに「着体」したものも自分の分身のようになるわけですね? 主観的な感覚では。
話をしているぼく/// そう。だから、それを「着体したカラダ」と名付けてもいいね。
聞いているわたし/// 肉体のカラダ・幽体のカラダ・着体のカラダの3つが連帯したカラダになりますね。今までの、肉体のカラダ+幽体のカラダにさらにひとつカラダが増えましたーー!
話をしているぼく/// それをぼくは「3者の出会い」と呼んでいるよ。自分という肉体のカラダと出会う対象の着体のカラダを結ぶのが幽体のカラダとなるんだ。仲介役のカラダというか、媒体のカラダというか・・・。
聞いているわたし/// じゃあ、『歩き幽体』はその役目になるんですね。
話をしているぼく/// 幽体が何もしないで、ただ目の前に居るだけではすることが無いので肉体に戻ってしまうでしょ? 幽体にも何かシゴトを与えてあげなきゃね!
聞いているわたし/// はい(笑) 面白いです!
話をしているぼく/// 前回のお話しに出て来た《電源を入れる》という役目は『歩き幽体』にさせてあげるのがいいよ。そういう重要な役目をさせてあげることが幽体の能力をアップすることになるよ。
着体のカラダになるためには、何かに自分の幽体を着体させなければなりません。しかしそこには「何に着体させればいいのか?」ということも考える必要が出てきます。何かシゴト的な役割に着体する・自分の好きな対象に着体してソレに成りきる・未来や目標という対象に着体する・ある種のエネルギーの根源に着体する、などなど。
「着体する対象」は明確でないとなりません。素晴らしい料理人やアーティストは自分が作るものに対して「着体して制作」をしているはずです。着体対象と自分のエネルギーと自分の技術がその時「3者の出会い」になるわけですね。
聞いているわたし/// そうですねっ!《電源を入れる》べき対象にまではどうしても意識の移動やエネルギーの移動をする必要があるのだから、それをやってくれるのが『歩き幽体』なんですね。
話をしているぼく/// ふたりの「間」に来てくれる人たちだけに《電源を入れる》をしているのでは、仕事の幅や能力が限定されちゃうからね。自分からも移動して出来るようになるのがいいよ。
聞いているわたし/// 幽体は歩いて移動して何かに貼り付いて着体すると、その着体した対象とも幽体越しに一体感となって、それが「着体したカラダ」となるわけですね。
話をしているぼく/// 着体した幽体が、その着体した対象に変身してしまうような・・・。そんな感じかな。樹に着体すれば幽体も樹になるという感じだよね。
聞いているわたし/// 逆に、着体した対象を自分の方に引き寄せてしまうことも出来るのですか?
話をしているぼく/// うん。そういう技法もありますよ。いろいろとインスピレーションが働くんだね! それが「リーディング」という技法なんだけどね。相手の人に着体して、そこから「想いの情報データ」を読み取るんだよ。リーディング相談の時には必要な技法なんだ。
聞いているわたし/// 自分の肉体のカラダ・歩いて移動する幽体のカラダ・着体するべき対象の3つがそろえば、あとは必要に応じて、入って行ったり引き寄せたり、ですね。いろいろ分かってきましたー(笑)
話をしているぼく/// もう、だって。この世はその3つで出来ていると言っても過言ではないでしょ?
聞いているわたし/// そうですね。あとは自由に着体したい対象を入れ替えては『歩き幽体』に先に動いてもらって、後から肉体のカラダが付いてゆけばいいだけですね。
話をしているぼく/// この「3者の出会い」を、必要に応じてどのように入れ替えを自由にやれるか? それだけのことで《世界の始まり》になるね。
聞いているわたし/// 《世界》といっても、この3つだけっ? シンプル過ぎます~(笑)
話をしているぼく/// でも、そうなんだよね。実際は。後は、この「3者の出会い」を、複数重ねて操縦のようなことをするだけ。いくつもね。鵜飼いのようにね。
聞いているわたし/// そうなると・・・ 肉体のカラダ・幽体のカラダ・着体のカラダの3つのカラダのうち、「主役」はどのカラダになりますか?
話をしているぼく/// 主役は絶対に幽体のカラダだね。肉体のカラダを主役にしてしまうと、幽体のカラダをつい忘れたり(笑)、着体のカラダの方にかえって気持ちを持っていかれたりするでしょ? だから「3者の出会い」の主役は幽体のカラダになりますね。
聞いているわたし/// ちょうど「間」の存在になってもうふたつのカラダをつないでくれる存在ですね。わたしもふたりの「間」にばかり意識を置いていたから、自分の意識がそこに移動して幽体まで移動してしまったわけですから、幽体が主役っていうのは納得イクイクですよ。
話をしているぼく/// 「間」の幽体というか、目の前の幽体というか、自分の幽体さえ思い通りに歩かせてしまえれば、もうだいじょうぶな感じだね。それこそ《幽体ROBOT》でも歩かせて遊ぶくらいの感じで、よくない? ちょっとしたバーチャル世界だよね。
聞いているわたし/// うーん・・・っ! それいいっ!(笑) さっすがーですねっ! わたしは《幽体ROBOT》のイメージが好きですっ!
話をしているぼく/// いちおう、デザインは、無色透明のスタイルにしておいてね。幽体に色や形や好みを入れてしまうと、そこでストップしてしまって、次の「着体」に行かなくなっちゃうから。自分の好みのデザインを幽体に乗せてオシマイにならないように・・・。
聞いているわたし/// ハイ・・・。やりそうです・・・。
話をしているぼく/// リモコンというか、意念の波動を《幽体ROBOT》に送って動かすイメージでいいと思う。あとは、自由に、思い通りに、必要に応じて《幽体ROBOT》を歩かせてくださいなっ!
聞いているわたし/// 楽ーしーいーー ですーー(笑)
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