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049\\\ 若返るふたりのtalk show(11)

ずいぶんずいぶん、昔のむかしのことです。スピリチュアル系の書物を大量買いしては大量廃棄していた頃のことです。その中で、一冊だけ、いまだに覚えている本があります。内容は「空気が神なんですよ」というものです。なぜなら、「空気こそが地球をすっぽりと包み込んで生かしているではありませんか」というのが説明なのです。素晴らしい!と思いました。

ぼくは「人間が説いていること」にはほぼ興味はありませんので、空気が神様で、空気が教えてくれる! これだけは感動!でした。もちろん日本人が書いた無名の人の本でしたが、何という人が書いたのかは、いくら思い出しても検索しても、わからないままです。それはきっと、「空気さん」が書いたものでしょう。

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空気が神さま

話をしているぼく/// また、たとえ話してみようか。今までも、ずっとたとえ話ばかりだったけどね。身体の真ん中に中心脈が有って、そこにオーラの火を点ければ、まるで身体はキャンドルだよ。火の点いたキャンドルだね。火の点いていないキャンドルでは暗くてさびしいでしょ?

聞いているわたし/// ホントですね。

話をしているぼく/// アタマは電球だよ。ここに中心脈を通る《気》が通れば電球が明るく光る。脳内デンキだよ。光ってない電球は暗くてつまらないね。

聞いているわたし/// 中心脈にオーラの火が点いているのと、アタマの中に脳内デンキが通って光るのと、どっちがいいのかなぁ? ていうか、わたしの場合、どっちだろー?

話をしているぼく/// 火とデンキの違いだけだね。

聞いているわたし/// あ! ホントだ。

話をしているぼく/// 身体の中心脈があって、そこにオーラの火を点けてあげて、さらに全身のオーラ体へと広がるのが自然な順序。さらにそのオーラ体の奥に脳内デンキが流れるという順番だけど、何かのことで先に脳内デンキが流れることもあってね。

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聞いているわたし/// やっぱり、火とデンキって違いますよね。デンキの方がなんとなく、わたしにはいいな。

話をしているぼく/// どちらも、空気が原材料なんだよ。人の身体を経由して、それが圧縮されたり地面とつながって濃厚されて、火のオーラになったりやデンキになったりするよ。

聞いているわたし/// それが、肉体のリアルなカラダにも、何か効果があらわれるものですか? ただ、火やデンキが点いたり通ったりするだけなの? 

話をしているぼく/// その人に合った、その人に必要な効果にね。なりますよ。あくまで空気や《気》やオーラって、素材なのだから。人の身体を経由して、加工されて、使用目的が明確になると、効果が出ることになってはいますね。

聞いているわたし/// じゃあ、ぼんやりとしてるばかりのわたしじゃ、ダメかな・・・(笑)

話をしているぼく/// ぼんやりが「好き」と分かっていれば、そこから何かがきっと始まるよ。あなたらしい「ぼんやりの効能」はあるはず。あとは何かを見た時に「ピッとひらめく」とかね。外界からインスピレーションをもらうとか・・・。

聞いているわたし/// いつもぼんやりしてばかりで、外を見た時に「ピッ」なんて、無いんですよ。

話をしているぼく/// テレビでも、インターネットでも、ラジオでも、なんでも眼に見えたものは外との出会いだよ。自分のやりたいことにこういうエネルギーを実用的に使うことって、いくらでも思い浮かべていいんだよ。

聞いているわたし/// なにも、そういうものを見ても、なにも思わないの。

話をしているぼく/// それだったら、アタマの中に浮かんでくるものは? 

聞いているわたし/// えーと・・・。わたし、思ったのですけど、オーラの火が点いたり脳内デンキが通ったりして、それが《不思議な気持ちよさ》になるって聞かせてもらいましたよね? わたしは、それだけでいいかなって、思うのです。 それ以上は、あまり考えたくないんです。

話をしているぼく/// あ。ぼくがさっき、実用的な効果を出すために、それを加工して、使用目的を明確にして、効果を出す、なんて言ってしまったから、悩んじゃったんだね。ごめんね・・・

聞いているわたし/// いえ。わたしは、オーラの火が点いたり、脳内デンキが通るだけで、じゅうぶんだと思うんです。オーラが気持ちいい。脳内デンキが気持ちいい、というだけで・・・ じゅうぶんかもなのです。

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話をしているぼく/// それでじゅうぶんって、それだけでよろこんでくれるのが一番うれしいよ、ぼくは。だいたいみんな、それが点いたり通ったりすると、それからどうなるんですか? って聞くからさ(笑)

聞いているわたし/// え? それだけでじゅうぶんって思ってもいいんですね。ダメな奴だと、思われないんですね? 

話をしているぼく/// ここは職業訓練学校じゃないからね(笑) そういちいち「仕事して働くため」のように考えなくても。だいじょうぶだよ。

聞いているわたし/// そう言っていただけると・・・。救われます。

話をしているぼく/// みんな、相談に来る人たちは、これからどうしていいのか? という答えを求めて来るんだね。そのために特殊感覚を求めて来るんだ。だから、つい、何かやりたいことがあるなら、そのためにオーラの火や脳内デンキを応用して進んでゆきましょっていう流れに、一般ではそうなるんだよ。

聞いているわたし/// わたしは、あんまり一般じゃないのかもです・・・

話をしているぼく/// でも。ふううに考えたら、オーラの火が点いたり脳内デンキで通ったりして「不思議な気持ちよさでしょ?」って言って、ハイ!おしまいですー、とは言えないものね(笑)

聞いているわたし/// みなさん、一般の方は、「何かが出来るようになる」というのが目的なんですね。

話をしているぼく/// まぁ、ぼくだって、一般人じゃないのに(笑) そのわりに一般の人々のためにいろいろな相談のお答えをしている。それは「リーディング」という能力を使ってお答えしているだけでね。

聞いているわたし/// わたしは・・・、空気になりたいなぁ・・・

話をしているぼく/// え!・・・ 空気になりたい? あの、それって、位が一番高いところじゃないですかぁ・・・。ここでは、「空気が神さま」なんだから・・・(合掌)(笑)


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空気には年齢がありませんから

聞いているわたし/// あの。空気って、年齢が無いですよね?

話をしているぼく/// はいっ?(笑) 空気の年齢・・・?

聞いているわたし/// わたし、空気になってしまえば、空気には年齢が無いから、そのまま「空気で若返り」かなーーって(笑) これって、もう、仙女でしょ?

話をしているぼく/// それって、神秘世界なんかでは「空間に入ってゆく」という段階だよ。そんなこと、いつ想いついたの?

聞いているわたし/// 想いついたというか、あんまりコチラの世界で、何がしたいとか、どうなりたいって、どうしても実用的には想いつかないんですね。わたし・・・。

話をしているぼく/// それも、「進化」というものかもしれない。

聞いているわたし/// それでひらめいたのは、オーラの火と脳内デンキで感じられるという《不思議な気持ちよさ》だけで生きてゆきたいなって。

話をしているぼく/// もう、それは究極でございます。仙女だね。オーラの火と脳内デンキだけで生きてゆく・・・。

聞いているわたし/// きっと、そのような生活をしていれば、いつか何かが降りて来るだろうと考えてみました。だって《不思議な気持ちよさ》なのですから、深い何かとつながって、それも新しい何かというよりも、奥にあった、わたしらしいものが開いてゆくのだろうと。そう、思うのですね。

話をしているぼく/// ぼくにはまだ、あなたにオーラの火を点けたり脳内デンキを通したりしてないのに、talk show しているうちに、何かが目覚めちゃったのかな。なんだか、すごいすごいよ。

聞いているわたし/// 地球をすっぽり包んでしまうのが空気なんでしょ? そして、空気が神さまなんでしょ? でもきっと、オンナって「空気」が本質かもしれないって、そう思っただけなのですよ。

話をしているぼく/// はい・・・。素晴らしい・・・ の一言です・・・。

つづく


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