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099\\\ 薔 薇 の 呼 吸 ~*(その1)ひとつになって「宇宙」になる。

まずは『薔薇の呼吸』とは? のご説明から入りたいと思います。(このページにも『薔薇の呼吸』のページもリンクしています)



薔薇の呼吸。ある日、薔薇をしばらくの時間をかけて見ていましたら、いつの日か、薔薇の方もこちらを見ているということに気づきました。自分が薔薇を見ていたら、見ていた薔薇の方からも見られてしまっていたということです。


やがて、見られていた側の自分と、見ている側の薔薇の間に「一体感」がおきてしまいます。そしてとうとう薔薇は自分に、自分も薔薇になってしまいましたいうお話しです。


しかし、どうしてそんなことになるのでしょう? 見ている側が見られる側になってしまい、とうとう「ひとつ」になってしまったというお話しです。


このようなお話しを聞いたことで、ぼくはそこで一種の感動を覚えまして、そのいきさつで、この『薔薇の呼吸』をつくることになりました。


『薔薇の呼吸』は、いろいろなことに当てはめて自分なりに想像して考えることが出来ます。この「薔薇」の代わりに、あなたの想像する対象体を入れ替えてイマジネーションを作ることが出来ます。


この世には欲しい「薔薇」がたくさんありますからね。


生きてゆくということは「薔薇」を求めて、手に入れるため。


対象体(薔薇のことです)である「客体」と、それを見ている「主体」がひとつになる世界のことを、サマーディー(三昧)といいます。仏教・禅・ヨーガなどで使われる用語です。


それと、ひとつになる。そうなることを求める・・・。


自分が見ていたものから、逆に見られてしまったという感動とよろこび。


この世の悩みや迷いというのは、自分(主体)と対象(客体)との「間」に起きる不具合や疎通に関することがほとんどです。よく、悩みの9割は人間関係である、とも言われているくらいですから。もうひとつの悩みや迷いとは物欲系と我欲系でしょうか。生きてゆくためにそうなりますね。


ここでいう「薔薇」とは、対象体として客観的に見ているものを指していまして、その対象は人間や異性であるとは限りません。物体や想像物、見えないものだったり、形の無いものだったり、自分の内側から外に向かおうとしていること、未来や、目標や、いつも自分が好んで使っているものなど、あなたが思いつく全般をすべてのものを「薔薇」に入れ替えて考えることが出来ます。


このお話しに出てきている薔薇は、眼も耳も口も無いのに、なぜかこちらを見てくれた。人間ならば、眼も耳も口もあるのだから見てくれることは出来るのに見てくれない。そのあたりの「見てくれない」というあたりの部分の感情的な悩みは、この『薔薇の呼吸』には入れないでください。


対象体(薔薇のことです)に対する不満や怒りや不機嫌などは『薔薇の呼吸』の範疇ではなく、もっと違う悩みや問題となります。


生きているうちは「薔薇の悩み」の連続なのです。それを、相手への不満の悩みにしないで、ここでは、自分側からだけでの「薔薇を見ていたら~」というストーリーの先を創造してゆこうというのが『薔薇の呼吸』です。言い方を変えれば、『薔薇の魔法』でもあります。


『薔薇の呼吸』に出てくる「薔薇」は、何もしてくれてはいないという前提でのお話しです。


では、どのようにしたら「薔薇とひとつになる」に通じるのかを、いくつかをあげてみたいと思います。次のページから(1)(2)(3)(4)の項目を1ページごとに解説してゆきます。

この『薔薇の呼吸』はシリーズで書いてアップしてゆきます。
全部で6ページあります。

「呼吸」のつくり方。

・~ 薔 薇 の 呼 吸 ~・

この『薔薇の呼吸』をいちばん素晴らしい「呼吸」といたします。
薔薇を宇宙と見立てた「呼吸」なのです。

しらのゆきひと///呼吸のデザイナー

アメブロにも書いてます

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