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100\\\ 薔 薇 の 呼 吸 ~*(その2) ひとつになって「宇宙」になる。

『薔薇の呼吸』になるために。
前のページの続きです。

『薔薇の呼吸』のための解説を書いてゆきます。今回は(1)(2)(3)(4)のうちの(1)です。

(1)対象体(薔薇のことです)に対する気持ちが強い。好き・情熱・思い続けられることなどです。この、気持ちが強いというのが大切です。対象体に向かう気持ちが強ければ、自分の内なるエネルギーは、対象体にまで伸びて、いつも目の前にそれがあるかのようになれるからです。気持ちが弱いとか気持ちを持続することが出来ないと、自分の内なるエネルギーは外に伸びてゆかないのです。


(1)は、(対象体を)好きだから、という理由が『薔薇の呼吸』に向かう世界として解説しています。


エネルギーとは、自分の内側だけで精力的に高めることは出来ません。自分の内側にエネルギーを養わせてくれるための対象体というものが必ず必要なのです。


よくビジネスなどではメンターを持ちなさいといいますが、意味は、指導者や助言者という意味らしいです。といっても、言葉でアレコレ指導や助言やら言われても、その人が体験していることと、こちらが感覚で理解することにはズレもあるでしょう。


それよりも、自分の閉じていたエネルギーが外に出るようにしてくれる対象体と考えた方が良いでしょう。アレコレ言われて、逆に理解不能になることもありますし、人のオクチから出る言葉というのは、どれが本当か嘘かわかりません。


何も教えてくれなくても、指導や助言などよりも、あなたがその人と(人ではなくても)いると自然に内なるエネルギーが外に出てゆけるようになったというのが本物のメンターであると思います。


もちろん、ずっと長い時間いっしょにいる必要もありませんし、一目だけの5分間であったとしても、その後あなたの内なるエネルギーが外に向かえるようになっていれば、それはもう最高の『薔薇の呼吸』なのです。


教えてください。引っ張っていってください。というように依存してしまえば、その対象体はメンターでもなんでもありません。あくまで「自発的に自分の内側から外にエネルギーが出ている」ということが大切です。


『薔薇の呼吸』のお話しに出てくる「薔薇を見ている人」は、きっと純粋な気持ちで薔薇を見ていました。客観的に眺めるという程度ではなく、自分の身体が開いてしまうくらいに見ていたのでしょう。


そうやって薔薇を見ているうちに、まずは自分の内に棲んでいたエネルギー体が外に出て、その薔薇に乗り移ったわけです。薔薇に憑依した状態です。そうやって薔薇を見ていた人は、目の前の薔薇がまるで自分の分身(エネルギー体としての分身)になってしまったわけです。


そこまでなってしまえば、見ている薔薇は自分のエネルギー体で包み込んでしまい、見ている自分は見ている側としての自分は残っていますから、目の前の分身となってしまった薔薇が見ている自分を見ているというカラクリなのです。


ただ、このような原理を知らない人が、このような体験をしてしまうと、神秘体験的な感覚になってしまうのは確かです。目の前の薔薇は見ていた。見ていた薔薇は自分だったことに気が付かず、薔薇からの視線を感じてドキドキしてしまいます。


書いてあるこの内容を読めば、『薔薇の呼吸』って、なぁ~んだぁ~って思ってしまいますね。つまり、薔薇をただ眺めているだけでは『薔薇の呼吸』にはならないのですよ、ということです。


ある有名なホームランバッターは簡単に言います。「球が来たら打つだけですよ。打てばホームランですからっ!」って。そのように言う人が『薔薇の呼吸』なのですが、それはやって来た球の中に自分が乗り移った状態(サマーディー)なのしょうね。


それはもう、素晴らしい情熱で対象(薔薇のことです)に向かうあまりに、その対象体(薔薇のことです)が「自分」なってしまうくらいのことなのですね。自分の中身がすぽ~んっと抜け出てしまった姿でしょうか? 素晴らしいことです。

この『薔薇の呼吸』はシリーズで書いてアップしてゆきます。
全部で6ページあります。


「呼吸」のつくり方。

・~ 薔 薇 の 呼 吸 ~・

この『薔薇の呼吸』をいちばん素晴らしい「呼吸」といたします。
薔薇を宇宙と見立てた「呼吸」なのです。

しらのゆきひと///呼吸のデザイナー

アメブロにも書いてます





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