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022\\\ 呼吸法でだんだん変化してゆきます。

呼吸法は3つのステップがあります。(1)injection///吸気 (2)息止め (3)blow///息を吐く の3つです。

この中で一番のメインは(2)息止めです。吸って蓄えた息を、なるべく出さないようにして「濃厚に圧縮」してゆきますと、吸い入れた息は、身体の中で「濃縮液」のような感じに変化してゆきます。

吸った息は、もともとはただの空気なのですが、身体の中で空気と血液などの体液と交わってゆくことで、サラサラっとした空気ではなくて、液体のような「重みのあるもの」に変化してゆくのです。少しずつですが。

東洋医学に「気血」という言い方がありますが、その言葉がとてもぴったりです。呼吸が濃厚になると、全身を巡る血管や、両腕両脚、背中や腹部、神経系統などに、ぐるぐると(もちろん意識を用いてですよ)循環する感じがよくわかるようになります。


液体のようなこの感じをcolloid(コロイド)といいます。吸った息を「止めて動かす練習」をしてゆけば、このコロイド状の流れになってゆきます。

息は、吐かないわけではありません。「息止め」によって濃縮化されてコロイド状になった息は、ティースプーン一杯分だけ吐くだけで、身体を包むくらいになる呼吸量になっていますので、たくさん吐く必要はなくなるのです。息止めとは、定期預金のようなもので、きっと息に利息が付いてしまうのでしょう。

ぼくはこの呼吸法を誰に習ったわけでもありませんので、このような呼吸になることは知りませんでした。いろいろな身体を動かす練習をしたり、いろいろな人といっしょにそれぞれ違った練習をしてゆくことで、自分の身体の少しづつの変化に気が付いてきたわけです。


このコロイド状の呼吸は、液体なのか気体なのか空間体なのか、あるいは意識の集中によってこのようになったのかは、よくわかりません。スープだって煮詰めてゆけばトロトロになるのですから、身体を鍋に見立てて吸った息を煮詰めてゆけばこのようになるのだろう、と結論したくらいです。

身体を動かしながら「息止め」をしつつ、さらに身体を動かしつつ吸った息を身体の中で「圧縮」や「膨張」をさせてきましたので、ただの鍋の身体ではなく、圧力鍋のようでもあるのです。

気圧の高い呼吸(息)を、身体の中で熟成してゆけば、さらに濃厚で純度の高いものになってゆくかもしれません。仙人のおこなう呼吸法のようです。

(1)injectionという吸気は、2~3秒に10回くらい小刻みに息を吸い入れる(すすり入れる)特殊なものです。長~く、ゆ~っくりとはいたしません。息を吸っているのが見えないくらいに、非常に小刻みに吸い入れて、そのまま息は出しません。きっと全身の皮膚からは出ているのでしょう。風船だって、わざわざ空気を抜こうとはしなくても、風船の皮膚から自然に抜けてゆくわけですから。

丸いオーラがいいね11

吸った息は意識的には吐かずに、このような「息止め」をメインにおこなってゆくのは名称は「呼吸法」となってはいるものの、やや禁欲的な技法であります。息を吐かない呼吸法なんてあやしいですよね。

例えていえば、お金をたくさん稼いでも「使わない」というような禁欲さです。使わないのですから、お金は増える一方で、仕事だけはして稼いでもいいよ、という感じでしょうか。

これは呼吸法によって「身体の内部空間を養う」という技法です。こんなことをやってゆきますと、コロイド状の身体の中に「一粒の気の泡のようなもの」を発見します。

これは、水平器(水平を測る道具で容れ物の箱状の中に水が充満されていて、その中に気泡が一粒あります)の中の「一粒の気泡」のようです。


コロイド状とは、牛乳や絵の具のようなドロドロした液状のことですが、それだけですと、コロイド状の全体がそのまま体内を流れるという風になりますが、その中にさらに「一粒の気泡のようなもの」があらわれるのです。

水平器の中の気泡は、あちらこちらを動きません。水平を測るだけのために作られたものですから、これが動いてしまっては困ります。しかしコロイド状の身体の中では自在に「一点の気泡」は動き回ります。

身体の中だけでなく、身体の外にも移動します。彗星のようです。この「一点の気泡」に音楽でも聴かせると、身体は音楽にまかせて動くようになります。踊りのような呼吸法のようなものになってくれてなかなか楽しいものです。太極拳のようなスローな動きだったり、タンゴのように誰かといっしょに踊るようであったり音楽によって自動的に(勝手に)変わります。


この「一点の気泡」をうまく操るには、身体のチカラが抜けていないとなりません(チカラが入ってしまうとコロイド状が硬くなってしまうものですから)。それでもチカラをうまく抜くためにはちょっとだけ息を吐けば、身体からチカラが抜けてうまくいくようになってくれるのです。吐く息(blow)は大切です。

本日の今回の記事は、ややむずかしいお話しになってしまいました。呼吸法にはこのようなものもあるのだなと、気軽に読んでもらえればと思って書きました。

エネルギーヒーリングをおこなってゆくと、相手の方にもこれと同じようなことが起きます(相性にもよりますが)。ぼくと同じように身体の中に濃厚な気のエネルギーが起きるのです。こういうことはひとりの練習で出来るようになるには時間がかかるとは思いますが、やってもらえばすぐに体験出来てしまうのがいいですね。

★呼 吸 法 ワ ン ダ ー ラ ン ド///★

つづく


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