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117\\\ 呼吸法のたくらみ~*その9


~腰とお腹の間の『腹霊』は地球一周を周天します~



周囲にある「ただの空気」を吸い入れて『気のエネルギー』に変えるというあやしい呼吸法のお話しは、今回では9ページ目となりました。今回のこのページで最終となります。これは確かにあやしい呼吸法なのですが、仙人のトレーニング世界から見れば、この程度ならば、ごく当たり前のいたってふつうの呼吸法であるのです。


おなかのあたりにある『気のエネルギーボール』のことを、ぼくは自分の中では『腹霊』と呼んでいます。インナースピリットとか、インナーオーラとか、おなかの気のボール、などという軽い表現でもいいのですが、ぼくにとっては『腹霊』というのが体感的には気に入っているのです。


このシリーズはこのページで最終ですので、ページ内での呼び方も『腹霊』といたしますね。この『腹霊』なのですが、ちょっと特殊な呼吸法を用いますと、おなかの中から外に出て、外空間に出てゆく(というか外空間に入ってゆく)ような感覚になるのです。


それで、おなかの中から目の前の空間に出て行ったかと思うと、地球一周をぐるりと回って、背後の腰のあたりに戻ってまいります。もともと「腰とお腹の間」に居る『腹霊』ですが、これが、おなか側から出て腰のところに戻る「地球一周周天」なのです(前のページにも書きました)。


これは自分の身体と地球一周をつなげるという呼吸法なのです。このnoteのどこかにも『地球一周ピアス』というのを書いたことがありましたがほぼ同じ内容です。これは、誰か波動の合う人とおこなうと、『ふたりで地球一周ピアス』が出来ることになっています。


ふたりの間を「地球一周の輪」が通ってひとつに結ばれるという、地球一周レベルのLOVEなのですね。地球一周の輪が通るところが、お互いの「腰とお腹の間」であり『腹霊』のところなのです。


ふだんは、地球一周の周天はひとりでおこないます。何も無理して「地球一周の輪」を通すためのペートナーを見つける必要はありません。これだけは誰とでも良いわけでもありません。もしかして気軽な気分でふたりの間を通してしまうと、もう取れなくなってしまうかもしれません。うかつにやらないようにしましょう。


自分の存在がここにあり(自分の身体の存在する場所のこと)、同時に地球一周空間にもあるという、内と外を同時に意識を感覚するということが、大切です。前ページでお話しした「体内周天」と併せて「体外周天」もおこなうことがよいのです。


『腹霊』、『気のエネルギー』は、もともと外からやって来て、身体の中に宿っていてくれる地球の生命エネルギーです。ですから、内に巡らせても、外に出して周天をさせても、これが「無くなってしまう」ことはありません。


今までも何回も書きましたように、ちゃんと自分の意識の眼を自分のエネルギーに向けてあげていれば、よいのです。自分のエネルギーは自分の意識で育ちます。ですから、テレビ見ながらとかスマホを見ながらやるようなことはダメです。ちゃんと自分のエネルギーには集中して意識の眼を向けてあげてください。


そのようにしてあげないと、心身が分離してしまい、ついでにエネルギーも離れていってしまうものです。ひとつのことをやるときは、ひとつの意識でお願いいたします。


もしこの記事をお読みになっている方で、このような「呼吸法のたくらみ」に関心をお持ちの方は、自分のエネルギー体に対しては、いつも自分の意識を向けて見ていてあげる、ということは守ってください。それが心身統一というものですから。


それでは、このシリーズは、今回のページをもって終わりにいたします。また新しいシリーズを書きます。ありがとうございました。


「呼吸」のつくり方。

しらのゆきひと///呼吸のデザイナー

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