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4:写真を撮りに来たのではなく、絵を観に来たはずだ

現在、上野で開催されている
「モネ 連作の情景」展
へ行ってきました。
平日の昼前だというのに人の多さに驚愕しました。
事前にオンラインでチケットを購入していたので
スムーズに入館することができました。
以前は、電子チケットでも申し出れば
紙のチケットを貰うことができましたが
今回は用意がないとのことで…。残念です。

初来日の作品もあり、展示作品すべてモネという
日本人大喜びの企画展。
日本人はモネとゴッホが好きですよね。

展示室では写真撮影がNGだという意識だけれど
最近は撮影が許可されることが増えたような
気がします。(今に始まったことではない?)
今回も途中から撮影がOKになりました。
あちこちで響くシャッター音。
撮影だけして絵の前からさっさと立ち去る人もいて。
絵を観に来たのではないのでしょうか。
後から見返せるからいいというスタンスなのか。
せっかく本物が目の前にあるのに
スマートフォンの画面で満足するのでいいのか。
観ている人を押しのけてまで撮影をするのは
大人として大丈夫かと肩を揺さぶりたくなります。
しかし僕も1枚パシャリとやって、
その後すぐに後悔しました。

必要以上の声量で感想を言い合いながら
観覧するのもどうかと思います。
後でゆっくり言い合えばいいのでは。
作品にはひとりで静かに向き合うのが
絵画の楽しみ方であり作品ならびに作者に対する
敬意を表す行為であると思っているのですが、
どうでしょう…。