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通勤訓練成功までにやったこと①

先週水曜日から通勤訓練を開始し、間に土日休みを挟んで、本日5日目。始めるまでは不安しかなかったけれど、既に今週は時間までに会社に行くことが普通になって、つぶやくことすら忘れていた。

一週間前はまだ通勤訓練すら始めていなかったのに、行ってしまえば意外に早く適応できるものなのだと思った。

そうは言っても、3年近く職場を離れていたので、最初の一歩を踏み出すまでにかなりの月日と労力を費やしたことは身をもって経験している。

1月に主治医からの復職許可をもらって、会社の上司と復職面談を行ったけれど、1月時点での起床時間と実際に起きなければならない時間には1時間半の差があり、どうがんばっても早起きができず、始業時間までに会社に行くことに不安があることを正直に伝え、通勤訓練開始を待ってもらっていた。結局そこから実際に通勤訓練を開始するまでに2か月かかった。

早起きは健康な頃から私の苦手分野の一つで、やろうやろうと思っても、なかなかできない時間が続いて、その度に悲しくなったり自分を責めることが続いていたけど、振り返ってみると、この2か月の小さな試行錯誤の積み重ねが重なり、最後に大きなきっかけにガツンと背中を押されたように思う。

私が最もみなさんに伝えたいのは、生活習慣の改善は、努力とかやる気とかではなく「環境の整備」つまり「仕組み化」が最も大切だということ。1月以降、生活習慣を変えるための意識づけをいろいろしたりしてきたけど、それはなかなか実を結ばず、時には不安な気持ちの裏返しで苛立ちを支援員さんにぶつけてしまったこともあった。(情けない)

そんな中、2月に照明器具を替え、3月にスマートリモコンを導入したことをきっかけに一気に生活が変わり、あんなに辛かった早起きが(今も決して楽ではないけど)出来るようになったので、少しでも参考になればうれしい。

過程を書き出したらかなりの量になり、読む方も大変だと思ったので、1個ずつ載せていこうと思う。


①22時以降、テレビを消し、録画かTverで見るようにした

これは今年の1月くらいから取り組んでいたが、どういう訳か、見たい番組が22時以降に集中していたこと、また出演者が視聴率を取るためにX(旧Twitter)でリアタイツイート(出演者が番組を見ながら感じたことや裏話をツイートすること)が見たくなってしまい、その誘惑に負けてリアタイした番組がいくつかあったから、定着までに時間がかかった。
 そんな中、リワークの他の利用者さんが、リワークから戻った後の夕方の時間に見ていると聞き、私もその時間帯に見るようにしたら、後で見た方がCMをスキップできて時間を節約できるし、テレビに時間を合わせるのではなく、自分の時間にテレビを合わせることができるようになり、自分で時間をコントロールしている感覚が生まれて、少しずつ定着していった。今では22時を待たずテレビを消すようになった。

②部屋の照明を蛍光灯色のみのものから、電球色への調光機能があるものに替えた

10年以上前に照明器具を購入した時には調光機能という機能自体存在しておらず、購入時は電球色の蛍光灯を使っていたのだけど、電球色だと朝、照明をつけても目が覚めず、今の職場に異動し、朝起きるのが大変になった頃、4、5年前に蛍光灯色のものに替えたのだった。しかし今度は、夜になっても眠気が来ず、寝つきが悪い原因がもしかして電気の光にあるのではないかと最近思うようになり、こちらの照明器具に替えた。

 本音を言うと無印良品週間(2024年は3/15からスタート)に10%オフで買いたかったのだけど、当時いつやるかわからない無印良品週間を待つよりはさっさと買って、早くその効果を実感したいという欲が勝り、「未来の数百円を待っていたらその待っている期間が機会損失だし、未来の数百円の価値より、時間の価値の方がずっと高いから、早く買って時間を10%分を回収するぞ!」と2月あたまに思い切ってネット注文して、2月12日に受け取ってすぐに設置した。
 私の使い方は、夕方リワークから帰宅した時間帯は、眠くなっては困るので蛍光灯を使い、お風呂の照明が電球色のため、お風呂あがりをきっかけに電球色に切り替え、その後寝るまで電球色で過ごすようにしている。
 スマートリモコンを買ってからは、照明器具とスマートリモコンを連携して22時になったら一段階暗くなるようにした。
 実は思い出せないくらい前(たぶん昨年の秋ごろ)から就寝時間と起床時間を早くしたくて、22時になったら「電気を暗くする」スマホでアラートが出るようにしていたけれど、毎日見ているうちに風景になってしまい、通知を消去してまたテレビやスマホゲームに戻ってしまい、就寝時間と起床時間の改善ができずじまいだった。
 それが、スマートリモコンのオートメーション機能で強制的に部屋を暗くすることによって、時間が来たことを体に覚えさせることができたように思う。(寮生活の消灯時間のイメージで強制的に部屋を暗くする、というパターンですね。笑)

(続く)

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