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お金で失敗しないために(2)欠乏と欲望に要注意

世の中にはたくさんの詐欺がありますが、なかでも投資詐欺にダマされてしまう人にはどんな特徴があるのでしょうか。
 
それは、「欠乏」と「欲望」です。
幼少時にお金がない家庭に育って苦労した、あのときお金さえあればもっと別の人生を歩めたはず、もうお金で苦労はしたくない。
そんなお金に対する「欠乏」、お金がないことへの恐怖心はお金への執着を生みます。
 
また、すでに十分にお金を持っていて生活に何も困ることがない人でも、もっともっと上を目指したい、一番になりたいという「欲望」が強すぎると、お金への執着を生みます。
他人のことを、社会的な地位や肩書、住まいや所有する車、ブランド品などの外見で見がちな人は、自分のこともそうした価値基準で縛っている傾向があります。
 
本来、毎日の生活に困らないだけのお金があれば、大金を握りしめていなくても生活していけます。
本当に必要なお金はいくらなのかを把握して、心を満たして生活していれば、自ら怪しい取引に首を突っ込んで、ダマされて、すべてを失うことはありません。
 
「絶対に儲かる」「あなただけに教えます」。
そんな甘いささやきにあったら要注意。
目の前にある幸せに目を向けて、「欠乏」や「欲望」に傾きがちな心を満たしましょう。
 
あとは、お金の基本を身につけて、「働く」「貯める」「増やす」の順番を守ること。
増やす順番が来ても、けっして怪しい取引の誘いには近寄らないこと。
銀行や証券会社などで普通に取引されている金融商品について、メリットとデメリット、今の自分にとって必要かどうかをよく考えて納得してから保有することが、資産形成の早道です。

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