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助産師のつぶやき

妊娠中の異常④ ~常位胎盤早期剝離~

100smile助産師です。
妊娠中の異常/産科の病気 についてお話しします。

今回は、常位胎盤早期剝離(じょういたいばんそうきはくり)です。
早剝(そうはく)ということもあります。

【定義】
妊娠中またはお産の途中の赤ちゃんが生まれる前に、胎盤が子宮の壁からはがれてしまう産科の救急疾患です。
(正常な場合、胎盤は赤ちゃんが生まれたあとにはがれます)

【頻度】
全分娩の0.5~1.3%に起こります。
早剝は、母子ともに非常に危険な状態を引き起こし、
母体死亡率は1~2%、あかちゃんの死亡率は20~80%になるともいわれています。

【症状】
おなかの痛み、出血(出血がないこともある)、おなかが持続して硬くなる、胎動が減る、
超音波検査で胎盤後血種が確認できる(剝離した胎盤と子宮の間に血液がたまるため)などです。

【赤ちゃんへの影響】
赤ちゃんに酸素と栄養を送っている胎盤がはがれてしまうので、子宮の中で低酸素状態になります。生まれた子どもに脳性まひなどの障害が残ったり、子宮内で赤ちゃんが亡くなることもあります。

【お産の方法】
 緊急帝王切開が行われます。
(経腟の方が早くお産になる場合は経腟分娩)

【予防・日常生活の注意点】
早剝の既往、喫煙者、交通事故などでの外傷、切迫早産、妊娠高血圧症候群の場合は、
早剝のリスクが高くなります。
妊婦健診は高次医療機関を受診するようにし、禁煙、ストレスを避けた規則正しい生活、おなかがはる場合は安静を心がけましょう。

おなかがはる、おなかが持続して硬い、性器出血がある、
胎動がへった等の症状がある場合は、かかりつけ医に相談しましょう。自分では判断できない場合も、相談してみましょう。

★参考文献★
1)系統看護学講座専門分野Ⅱ 母性看護学〔2〕母性看護学各論.第14版.医学書院.東京.2021.

2)産科医療保障制度 妊産婦の皆様へ 常位胎盤早期剥離ってなに?パンフレットhttp://www.sanka-hp.jcqhc.or.jp/documents/prevention/theme/pdf/abruptioplacentae_2.pdf

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