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役割があってお守りのようでもある
役に立つ道具になれたなら
君の物になれるでしょうか

いまだこの人生の価値は
許されないらしいから
ひとり森の奥で横たわり
君を想って木の間から
おぼろげな月と星を見送る

意図し演じなければ許されない世界は
私の生きていい世界と思えないから
私は私であることを恥じてしまう
私に名前は付かないのですか

ただ雨のように君に降り注ぎたい
私が雨となり土となれたなら
言葉なく所在なく君を愛そう
君が溶けて形無くなるのを待とう

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