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父親133日目:お食い初めと家族写真

本日は私の実母が遠方から孫の顔をみにやってきた。

母の来訪がきっかけというわけではないが、先延ばしにしていたお食い初めも併せて行うことにした。

自宅でやるか、どこかお店でやるか・・・と考えたが、自宅は狭いこともあるし、準備も大変なので、近くのレストランのお食い初めコース的なものをお願いすることにした。

14階の眺望のよい席で、お食い初めのお膳を頂いた。
息子君は、朝から母と父のバタバタとした様子を感じ取ったのか、ずっとご機嫌に過ごしてくれたので、大助かりだった。

鯛の塩焼きやら、煮ものやら、赤飯やらに箸をつけては口元に運び、食べているフリをする。最後に歯固めの石なるものを歯茎に押し当て、食べることに困らないことと、健康な歯が生えてくることを願う。


さらに、その後に近くの写真館に移動をして、家族写真を撮った。
私が生まれたときに祖母が仕立てたという産着を、母が大切に保管しており、それが先日送られてきたので、これも母の訪問にタイミングを合わせて写真を撮ることにした。

産着は正絹に紋入りという、子供用にしては最近ではずいぶんと珍しい立派な仕立てのもので、祖母の気合の入りようが感じられた。(私は初めての男の孫で、祖母は和裁をしていたらしい)

写真館のカメラマンもアシスタントの方も、プロという仕事ぶりで、全力で息子君を笑わせてくれていた。
あっという間に写真の撮影が終わり、本日のプログラムは全て終了。
私の母は次の予定にむけて足早に去って行った。


撮影の際に、着物によだれが付いてしまったので、すぐにクリーニングに出すことにした。
私は普段、全く着物などは着ることがなかったので、着物専門のクリーニング店というのは初めてだったが、そこでも「正絹の紋入りで、ずいぶん立派な着物ですね」と褒められた。

私自身は、自分がその着物を着た記憶は一切ないけれど、そうやって褒めてもらえるような着物を与えてもらっていたらしく、どうやら大切に育てられていたことを、今さらに知った気分。

息子君に、私は何かしてあげられることがあるだろうか。
どうやって”特別”をあげられるだろうか。
これは、これからずっと考えていく問いなのかもなー。

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