第7回 100分de読書会 開催レポート

こんにちは、運営の柚淡です。
この記事は第7回読書会 4月18日 春っぽい小説縛りの開催レポートです。
今回は1名の方に参加して頂きました。以下では
 ・名前(HN)
 ・書籍名/作者
 
・春の描写、春っぽいところ
 ・あらすじ、内容、感想など
の順に書き表しています。

〇アイスブレイクで紹介された本

今まで読んだ中で作中時間の短い作品と長い作品

作中時間が短い作品
ニコルソン・ベイカー『中二階』 純文学
(エスカレーターで次の階に行くまで)

ヴァージニア・ウルフ『ダロウェイ夫人』 純文学
(半日程度)パーティーの準備をするだけの作品

作中時間が長い作品
パール・バック『大地』 純文学
(三世帯に渡る)

〇参加者様の紹介本

1.有沢さん
青い宇宙の冒険/小松左京

春の描写:主人公が中学生に進級したばかり(入学)

SFのパイオニアによるハッピーエンドの作品。
ある日、主人公まもる君の家で地震みたいな現象が起こる。その不思議な現象を調べていくと、どうやら原因は宇宙にあるらしいということが発覚。だから「宇宙に行って問題を解決しに行こう!」という話。

作者は先見の明および先駆性があり、小説が書かれたのは結構むかしであるのに関わらずロボットが登場人物として出てくる。

印象に残ったセリフ

「人間の文明社会と自然」
「人間の『意志』と、その実現させたいと思うことの間に、強力な『機械』を挟み込むと、ずっと少ない人間で『意志』が『実現」する。」

〇運営者側の本紹介

2.かなさん
阪急電車/有川浩

春っぽい理由:駅ごとに出会いと別れを繰り返すから
阪急今津線の各駅を舞台にした連作短編集。

復讐に燃えた花嫁
結婚式の準備中に彼を他の女に寝とられてしまった女性が主人公。彼の「別れてくれ」に対して出した条件は、彼の結婚式に出席すること。最初はいやがらせがしたくて、純白のウエディングドレスで結婚式に出席したのだが、このあと思いもよらぬ展開に。

この話の他、各駅往復分のお話が詰まっています。

3.柚淡
桜のような君に、僕は永遠の恋をする/騎月孝弘

春っぽい理由:物語の開始が春だから

主人公コウは自身の所属する演劇部で自分の台本が上映されることを夢見ている高校二年生。しかし何度執筆するも採用されずに落ち込んでいた。そんな彼の唯一の楽しみは理想の女の子「ゆずき」を小説に描くことだった。
ある日、ひとりで舞台道具を作成していると後ろからあの「ゆずき」に声をかけられた。夢なのか現なのか錯綜しながら進んでいく恋物語。


以上、運営陣含め3冊の紹介でした。

最後に、第7回の活動tweetを掲載して終わります。


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