「人として」

「許し」

足跡からわかる感情に
僕は唖然としたよ

可愛そうな君は
夜に泣くぐらい惨めな人なんだ

僕が助けてあげなくちゃ
君が壊れて無くなる前に

ありがとうの言葉でさえ
喉が磨り減るんだね

もう喋らなくていいよ
もう苦しまなくていいよ

「平地の荒れ野」

死にたくなるぐらいの朝に起きた
君と会えると思うと胸が軽い

待ち合わせは君のバイト先
好きな人といれるってこんな気持ちなのかと思う。

もうすぐ君が走ってこちらに来る。もちろん手を振りながら。


そのはずだった。



あの日、ちょうどこのぐらいの時間

君は死んだ

僕を残して。僕一人だけを残して。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?