掟:好きな人から振られると脱皮出来る

ついこの前、中高時代の友人について行く形で骨格診断と顔タイプ診断というのを受けた。

以前、証券会社から制作会社にジョブチェンジをした際に仕事着がスーツから私服(しかもかなりラフめ)に変わったことで、「スタイリストの買い物同行」というサービスを受ける際にパーソナルカラー診断と簡単な骨格診断を受けたことがあった。

その時の骨格診断は3タイプで
・ストレート
・ナチュラル
・ウェーブ
が巷でよく言われているもの。
細かい話は省略するが、今回受けた骨格診断は7タイプとそれを更に細分化したものだった。

3タイプだと、上半身はストレートで下半身はウェーブですね、などと言われたりする。
結局自分にドンピシャな分類がなく、自分がどんな服が似合うか分からないままに終わってしまって、意気消沈…というケースが往々にしてある。

7タイプもあると、納得のいく診断結果に服の素材や丈感などしっくりくるものを教えてもらえた。

小恥ずかしい話だが、肉付きを無視して
骨格という観点で診断してもらうと
私は田中みな実と同じ骨格だという、、、
どうしてこんなに違うものかと辟易するが
体が綺麗に見える服装を意識して洋服を選ぶことは
自分の好きなところに着目できて、嫌いなところをカバーするという考え方が出来て、毎朝のお洋服への向き合いが楽しくなった。
(制作会社時代に買い物同行で買った服は、体型をなかなか活かしにくくザンネンな気持ち…)

また、服を綺麗に着たいと思ったら
体から綺麗になりたいという沸々とした思いが湧き出て毎朝自分の体を写真に撮り、変化を感じたいという気持ちになった。
(そういう時に限って顎にニキビが出来たりして、天邪鬼な体である…)

そんな前向きな生活を続けていたある日、
好きな人と歩いていた会社の帰り道に、
好きという気持ちを伝えたい、自分で幸せを掴みたい、という前向きな(?)気持ちに駆り立てられた。

しかし、その場では伝えられず、
帰り道の電車で散々悩んだ挙句、
家に着いてから電話で告白をすることにした。
実は向こうも少しは私をいいなと思ってくれてるのではないかと、期待していた。

気持ちを告げると、非常に驚き、困っていた。
私も告白しておきながら


あーーー、ごめん、、、
という気持ちでいっぱいになった
「会社とか同期とか、そういうのは全く気にしないんだけど…純粋に全くそう思ってくれてると思ってなかったから、手が震えるほどびっくりしてる、、、」
という、なんとも言えない困惑の素直な気持ちを伝えられた。
気まずくならないよう、笑い飛ばす感じでいつもの会話をして電話を終えたが、結論ゴメンということだった。
早まった。
あと私の告白も、なんか侍みたいな自害みたいな潔さだけはあったが可愛さのない告白だったような気がして(シラフだったが記憶が一部欠落している)
それもまたなんだかスッキリしたような、申し訳ないような…

とはいえ、こちらも26歳の淑女だ。(?)
半年ゆるーく片思いしていた相手が自分をそのような目で見ていなかったということは、長い目で考えれば、ある程度の期間でピリオドを打てて良かったじゃないか。(私は過去付き合った人から、ジェットコースターみたいな付き合い方だと揶揄されたこともあるので、人より決断が常に早まっていることを自負している。)
告白に失敗した、その次の日から、目彼とが合うとギクシャクした感じになるのも、気まずさしかないが、ご愛嬌だと思うことにしよう。

とはいえ、振られたままなのは癪なので
田中みな実ボディを目指して
パーソナルトレーニング期間を満喫しよう、ということなんです。
とびきり私の体をしなやかにし、私に似合う洋服を着て、もっともっと素敵な人と幸せに過期したいという魂胆です。
夜1人部屋で、また人に自分を受け入れてもらうことが出来なかった…と突然お香を焚いて浸りたくなる日もたまにあるけれど、
むしろ、私の向上心に火をつけてくれて、こんな気持ちにさせてくれてありがとうと言いたい。

昔ゼミの先輩に告白してフラれた時も
ガチャガチャだった八重歯をセラミック矯正したな〜
とふと思い出して、
振られるたびにレベルアップするなら
それも悪くないな、と正当化したくなった夜でした。




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