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今日の朝食 20.08.27

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004 日本の朝ごはん

 昨日、パンを買い損なった。今朝は、ご飯を炊くことにした。僕は、キッチンに置いてある小型の精米機で、玄米を三分突きにして炊いている。炊き上がったご飯は、おひつに移して、粗熱と水分を飛ばしてから食べるのが好きだ。

 先日、日本人は、衣食住のすべてを捨ててしまったという話を聞いた。着物を着ることをやめ、正しい和食をやめ、畳の生活をやめてしまったという内容だった。確かに自分の生活と照らし合わせても否めない話だけど、僕は完全に手放すことなく機会があれば着物を着て、和食をつくり、畳のある所に行き正座もする。

 そんなわけで、今朝はご飯を炊く間に、カツオ出汁を取り、鮭を焼いた。米は北海道産のななつぼし。味噌は家でつくっている。紅生姜も自家製。たくあんは最近見つけて食べれいる七尾たくあん浅次郎漬。梅干しは龍神梅といったところだ。

 使い込んだおひつを眺めていて、ふと先日オンラインプレゼンテーションで見たおひつを思い出した。「タガの外れたおひつ」、ネーミングからすると物凄いものが期待されたが、それはタガのないおひつ(釜浅商店)の見間違えで、スッキリとしたスマートなおひつだった。なるほど、タガが緩んだり、傷んだりという心配がない。しかし、僕はもうしばらく、この年季の入ったおひつとつきあっていこうなどと考えているうちに、朝ごはんは出来上がった。

 言い忘れたが、鮭はロシア産の紅鮭をこの大きさに切って冷凍庫に常備している。久しぶりのご飯の朝食。やはりうまい。熱いお茶でも入れてと思った瞬間、時計が目に入った。ピンチである。打ち合わせまでの残り時間、ギリギリじゃないですか。日本橋までひた走り、セーフ。

 明日は手軽な朝食にしておこうと思った木曜日の朝だった。


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