【BLUE GIANT SUPREME】プロの哲学書になる漫画。

気になっていたBULE GIANT。
読むまでのイメージはjazzについて噛み砕いて面白くした漫画。
でもこの漫画はプロのあり方について書かれたプロの哲学書だった。

いざと思ってまとめて買ったものが続編だったw
でも読了。

例えば仕事しながらこんなことで悩んだことはないだろうか。

いい仲間の集め方ってどうするの?
仲間と対立した時になんて伝える?
外部の人と一緒に仕事する時ってどう接したらいい?
お客様の求めるものか?自分達がやりたいことか?どちらを追うのか。
成功している実感があるときに、新しいことに挑戦できるか?
恥ずかしい失敗経験のあと、何ができたか。
ライバルとは。
仲間をクビにできるか。

作者の石塚さんはきっとこれらの問いに対して自分なりの答えを持っている。かっこよくて芯のあるプロの姿がそこにあった。

だからこの本は、何かのプロになろうとしているひとには全員刺さると思う。

ネットやSNSではいろんな仕事への考え方が溢れている。
どちらかというと、テクニックやどうハックするかみたいな考え方をみんな追い求めている。自分もそうだった。
でも主人公は不器用だけどとてもまっすぐな男だ。
彼の行い、言葉、決断は決してその場をうまくやるこなすことだったり、周りと対立を回避したり、ましてや時間短縮な仕事術ではない。

利己的でありながらも、自分がどうありたいかを考え行動する。
そこに多くの人を巻き込んでいく。

仕事ってそういうことでいいのかもしれない。
一人一人がプロであれば、信頼しあえる。
その道を極めようとする仲間を自然と応援する。

実際、この漫画で一番熱くなるのはバンドメンバー全員が全力を出し切ってやりきっているからこそ見える信頼感だったりする。

色々と気を遣ってものが言えなかったり、自分のやりたいことを我慢しているようであればまだまだプロとしては甘いのかもしれない。

そんな身の引き締まる思いのする漫画だった。

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