進化しつづけるReactNativeもくもく会 in FACTBASE
2018年から始まったFACTBASE社のReactNativeもくもく会、かなりいい感じに進化してきたので変遷を紹介します。
目的も、キャッチアップ → 採用フローの一貫 → 修行 といったかんじで移り変わってきています。
RN界の発展を願い、できうる限り赤裸々にかいて、その実態みたいなのが伝えられるといいなぁと思います。
勉強会不毛地帯との声も聞くRNですが、ウチはわりと活発にやれているのかなぁとおもうので、参考になれば!
**第1章 『はじまりの大地、湯河原』 2018年正月 **
React Native もくもく会の始まりの地は、神奈川県の温泉地、湯河原です。
会社のプロダクトにRNを採用するのがきまっていたので、正月休暇をりようして勉強するのが主な目的でした。
前々から一緒に働きたいなと思っていた、付き合いの長い先輩エンジニアをさそって、会社のメンバーと合計4人で1泊2日の日程です。
Expoでハッカソン的に1人1本マイクロアプリを作るというのをやりまして、一応プロダクションコードが書けるかなというところまでキャッチアップできました。(まあプロダクションはExpoじゃないんですがそれはそれ)
そして一緒にいった先輩は、その後、今に至るまでプロダクションコードを一緒に書いてくれています。これもとても嬉しいことです。
正月のすいてる湯河原で温泉にも入れて、トータルで非常に有意義な会でした。すくなくとも、今後も継続しようと思える内容でしたね。
その時のくわしい様子はこちらにもまとまっています↓↓
第2章 『ラクーア温泉もくもく会』 2018年 1月中旬 ~ 6月
正月明けて、湯河原に行くのは辞めにしました。
理由としては
・金銭的に予算とるのしんどい
・心理的ハードルも高い
などです。こういうたぐいのものだと、どうしても回数がこなせなくなるので、もっと低コストで開ける路線を模索したんですね。
つぎに開催地に選ばれたのは「東京ドームシティ・スパラクーア」です。
選定理由としては、
・空間として、開放感があって良い
・1人5000円程度(入場料 + ランチ1食)と、採用系行事と考えれば安め。会社負担で人を呼んでもいいと思った。
・イベント感があって社外の人をよびやすい
・FACTBASEのオフィスから近い(1駅)
社外の人を呼ぶと、会っていきなり裸の付き合いで仲良く慣れるし、そのうえで一緒にコードをかくことで、なんとなくどういうスタイルで仕事をするのか、人となりも見えてきます。
実際のところ、副業またはフリーランスでFACABASEに来てくれている方は、だいたいラクーアで裸の付き合いを経ています。
リモートメインの方って、いざ一緒に働き始めると、仕事の話以外ほとんどする時間がないんですよね。なので事前にお互い信頼できる状態をつくれたのはとても良かったと思います。
主催としても、開催参加ハードルがめちゃくちゃ低くて、半年で10回ほど開催できました。よかったかなと思います。
逆に良くなかった点としては、
・ここで晩飯を食うとかなり高くつく
・Wifiが飛んでないので、モバイルルーターの数が少ないと地獄
・結果的に、フルタイムエンジニアの採用にはあんまりつながっていなくて、会社としては予算を出し続けるのが難しくなってきた
といったかんじです。
ありがたいことにWantedlyから応募をたくさんいただいていることもあり、RN書きたいエンジニアの方との出会いはかなり多いと思います。
そこからラクーアを経由して、副業またはフリーランスという形での採用は、かなり上手く行っていると思います。
一方で、会社としては社内にRNのノウハウを貯めていきたいという方針があります。その観点に立った時、フルタイムで数年スパンで腰を据えてジョインしてくれる人を採用したい、とも思っていました。
その点でいうと正直あまり成果がでているとは言いづらく、会社から予算承認されづらい雰囲気になってきました。
なのでもともとFACTBASEの全おごり!というスタイルでやっていたんですが、若干縮小して、ラクーアの入場料(3000円くらい)のみ会社負担という形で継続しています。4人でいっても1万2000円。まあそれくらいなら、という金額感ですね。
なお、この第二章の間には、「温泉ハッカソン」から「温泉もくもく会」へ名称が移行していきました。開催ハードルがさがっていいかなという意図ですね。
第3章 『LT会、主催』 2018年 7月上旬
LT会を主催しました。
詳しくは別途まとめていますが、ReactNative Meetupに影響をうけて、ワイもプレゼン会やりたい!というのでやってみたというやつです。
これがめちゃくちゃ良かったらしいです。「らしい」というのは、僕は当日38度の熱でお休みしたからです。人生に慈悲などないんだね。
LTするような人ってやはり相応に実力者というか、生きたノウハウをもっているんですよね。そういう方と接する機会が持てるのは、1人のエンジニアとして非常に嬉しいです。まあぼくは当日休んだので全然()
LTで登壇してくださったハムカツおじさんという方がいるんですが、ハムカツおじさんはすごらしいです。
開催から2週間以上たった今でも社内でお名前が出続けています。こういう方に参加してもらえてよかったな!と思いました。
ハムカツおじさん作の、ExpoでTwitterのログインをWebViewでやるライブラリがゴッツええかんじらしいです。
これは僕の個人的な考えですが、こうして知り合って、普通に人として仲良くなって、お互いがお互いをコイツすげぇ!と思っている状態で、僕ら一緒に働けたらいいよね~!という感じでメンバーが増えていくのが一番いいなと思っています。そういう人にかこまれた人生っていいなぁと思うんですよね。
やりたいことは人それぞれだし、タイミングとかもあるので、一緒に仕事するまではいかないこともあるかもしれませんが、一緒に勉強会したりできるだけでも最高やんけと言う気持ちですね。
LT会などは、今後も継続して2.3ヶ月に一度くらいでやっていきたいなとおもいます。
ということで、イベント主催、という取り組みが増えた第3章でした。
第4章 『ペアプロ会が最強かもしれない』 2018年7月下旬~
ここが、執筆時点(2018/07/21)では現在の最新の取り組みになります。
ちなみに今日が第一回のペアプロ会でした。
なぜペアプロ会を開くことにしたかというと、次のような理由です。
・FACTBASEは、RNにおいてポストAirbnbになることにした
・そのための道程として一番学びの効率よさそう
ということです。
RNに長きに渡りコミットし続けていたことで知られるAirbnbですが、先月あたりにRNからは撤退するというリリースがあり、RN界が震撼しました。
その後しばらくして、FACTBASEは、最高のプロダクトをつくるためにどこの会社よりもRNに詳しい会社になる必要があることを踏まえ、ポストAirbnbを目指すことにしました。
今回ペアプロ会1回目として、マイクロアプリをペアプロで作るハッカソンをやりました。
マイクロアプリを1日でつくるというのは、これまでのもくもく会でもさんざっぱらやってきたんですが、今回のペアプロ会を経て、学びを最大化するという点ではハッカソンは微妙、という結論に至りました。
というのも、どうしても総合的な制作になってしまうので、学びが拡散してしまうからです。
いまのところOSSコミット縛りペアプロ会がよりよいのではとおもっていて、次回はそうする予定です。
サブテーマとしては、「普段もぐれない深さまで潜ろう」を設定していて、もくもく会ならぬ「もぐもぐ(潜潜)会」と呼ぶことにしました。
8月末までは強化月間として、あと4回の開催を予定しています。引き続き頑張っていきたいと思います。
ペアプロ会、8時間もくもく頑張ったのでお寿司もぐもぐ食べて解散しました。
オツカレイ!!
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