【光る技術!】シャープ、触れずに操作できる“ディスプレイ”を開発 コロナ禍に対応
電機メーカーのシャープは、ディスプレイに直接触れずに指を浮かせた状態で操作できる「静電ホバータッチディスプレイ」を開発した。飲食店のセルフオーダー端末や公共・商業施設に設置されている案内用デジタルサイネージといった各種端末のタッチレス操作を実現。新型コロナウイルスが猛威を振るう中、世界的に高まる“非接触ニーズ”に対応する。
飲食店に設置されたセルフオーダー端末のイメージ
「静電ホバータッチディスプレイ」は静電容量方式のタッチパネルを採用したディスプレイ。新たに開発した“高感度タッチコントローラー”を採用したことで、ディスプレイの表面から最大約5cm離れた位置にある指を高精度で検知し、ディスプレイに触れることなく、指を浮かせた状態で操作することが可能となった。また、画面上に操作ガイドを表示したり、指を検知したら効果音を鳴らしたりすることで、直感的に操作できるという。
ショッピングモールに設置された案内用デジタルサイネージのイメージ
「静電ホバータッチディスプレイ」の大きさは約15~約55インチでの展開が可能で、その用途は店舗のセルフオーダー端末をはじめ、公共施設・商業施設の受付端末や案内用デジタルサイネージといったさまざまな場所で利用されることを想定している。さらに、同社では高水準の衛生管理が求められる食品・薬品工場や手に油や汚れが付着しやすい生産現場などで使用する機器にも応用できるとにらんでいる。
店舗の案内用デジタルサイネージのイメージ
「静電ホバータッチディスプレイ」は10月19日~22日の日程で開催されるITと電機の見本市「CEATEC (シーテック)2021 ONLINE」で披露し、飲食店やショッピングモールなどにおける活用方法を提案する。
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