【スコープ】働く女性の約45%が「テレワークの日の朝はメイクをしない」!?
働く女性の約45%が「テレワークの日の朝はメイクをしない」―
化粧品メーカーのナリス化粧品(大阪市福島区)がこのほど全国の働く女性4426人を対象に“朝の時間の使い方”に関する調査を実施したところこんな実態が浮き彫りとなった。同調査では、長引くコロナ禍で働く女性にテレワークを「している」か「していない」か聞いたところ、「していない」と回答した割合は全体の73.3%にのぼった。「している」と回答した997人に対し、「テレワークの日、仕事の前の準備で省いていること」を聞くと、「メイク」との回答がトップで、その率は44.9%に達した。次いで「着替え」が40.7%、「ヘアスタイリング」が39.5%と、身だしなみに関わることが上位を占めた。さらに、「メイクを省く」と回答した内訳をみると、「子どもがいる女性」が40.9%に対し、「子どもがいない女性」は48.1%と高い。同社では「子どもがいる女性にとって身だしなみは会社へ行くためのものだけでなく、子どもへの教育上の影響ではないか」と見ている。
さらに、「テレワークをしている」と回答した997人の女性にテレワーク時のメイクについて聞いたところ、「パソコンの画面に顔を出す打ち合わせがある時のみしている」との回答が全体の27.4%にとどまった。しかし、この質問も前の質問と同様に子どもの有無の違いで差が開いた。子どもがいる女性は「顔を出す、出さないに関わらずメイクをしている」との割合が全体で3割を超えた。なかでも20代後半の女性にその意識が強く、その割合は42.0%と全体を大きく上回った。
一方、子どもがいない女性は「オンラインによる打ち合わせの有無に関わらずメイクをする」と回答した割合は17.9%にとどまり、全体の2割を下回った。「オンラインの顔出しの有無に関わらずしていない」と答えた割合は、子どもがいる女性は10.5%だったのに対し、子どもがいない女性は26.1%と、その差は倍以上もあったという。また、「オンラインの顔出しの相手によって、メイクをしたり・しなかったりしている」との回答の割合は、子どもがいる女性で 21.7%、子どもがいない女性で16.5%だった。テレワークの日にメイクを「する」「しない」は「オンラインの相手次第」という実態を印象付ける結果となった。同社では今回の調査結果について「子どもがいる・いないによって(メイクに対する)意識の違いがあり、子どもがいる女性は『人に見られる』という意識や身だしなみについての意識が強いのではないか」と分析している。
同調査は2022年2月8日〜24日、インターネットで実施した。
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