【TRY!】海水から塩を取り出してみた
すべての始まりは、今から約一か月前。
今は亡きクリオネのために千葉に海水を汲みに行ったことがきっかけでした。
何かに使えないかなぁ…と思って、そのまま持っていたんです。
そして先日、父島に行くときに友人から「小笠原の塩を買ってきてほしい」とリクエストが。↓ こちら
「塩なんてどれも同じじゃない?」って思ってましたが、ひとくち舐めてみるとあらビックリ。
しょっぱさのなかにほんのり甘みのある、不思議な塩でした。友人がリピートするのも頷けます。
しかもこれ、「父島の海水を直接煮詰めて」とあります。
海水…
ウチにあるわ。
ということで、連休中の自由研究に千葉の海水を煮詰めて塩を取り出すことにしました。
ふるさと納税の「オホーツク海の流氷」も届く予定だし。
参考↓
〈準備するもの〉
・海水(2リットル)
・コーヒー用ハンドドリッパー
・コーヒーフィルター
・フライパン
・ヘラ(写真わすれちゃった)
・タイマー(上に同じ)
〈準備運動〉重さをはかる
まずは計量。
クッキングスケールではかるには重すぎてエラーになっちゃいました。
本来の使い方ではないけど、体組成計にのせます。2.2kgでした。
1 : 海水を濾過する
海水をに含まれるゴミを取り除くため、コーヒーフィルターで濾過します。ずぼらな私はカットしたペットボトルを下にセットしてドバドバ濾していきました。
2 : 煮詰める
面積広いほうが早く煮詰まるだろう、という単純な憶測から鍋ではなくフライパンにしました。
案の定、一度に2リットルは入れられなくてかさが減ったら継ぎ足し…を繰り返すことに。
そうそう、このタイマーで測れるの、99分までなんですよね
中火で2時間20分くらい煮詰めて、やっと10/1くらいのかさまで減りました。ここでいったん火をとめます。(湯気で画面が曇った)
3 : 石膏(せっこう)分を濾過する
すこし冷まして、もう一度濾過します。
395g。だいぶ減りました。
4 : ふたたび煮詰める
ここからがラストスパートです。
そういえば去年のゴールデンウィークは牛乳を煮詰めて平安スイーツの「蘇」をつくっていました。しかも友だちとそれぞれの自宅で14:00開始で…ってLINEしながら半日かけて…
BGMでシャッフル再生していたらp!nkの「So What」が流れてきました。サビが「蘇〜What」って聞こえて…半分狂気じみていたのを思い出しました。
このままいくと、来年も何かを煮詰めてるような気がします。
そんなことを考えている間に、結晶が…! ここからは弱火にします。煮詰めすぎると苦味が出るらしい&煮詰まった海水がはねて危険なので、少し水分は残したままのほうがいいそうです。
完成!
お皿にのせてみると、92.5g。
参考にしたページによると、2リットルから50g程度と書いてあったので、かなりたっぷりできました。
しっとり〜
味見をすると…
「しょっっっぱ!!!」
しょっぱいを超えて、塩辛いのほうが近いかも。小笠原の塩がいかに美味しいかよくわかりました。
4時間くらいかけて作ったので、大切に使おうと思います。
小学校の林間学校以来の塩づくりでした。まさか20年以上経って再び塩をつくることになるとは思いませんでした。クリオネに感謝。
海水さえ手に入れば、やることはシンプルなのでお子さまの夏休みの自由研究にもぴったりだと思います。
お時間ある方はぜひ。
minami.n
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