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ミズノ、「500歩サッカー」プログラムを発売

国内スポーツ用品大手のミズノは25日、スポーツ経験がなくても誰もが同じレベルで楽しめるスポーツ「500歩サッカー」のプログラムを発売した。「500歩サッカー」は歩数を制限して行う新感覚のサッカーで、一般社団法人「世界ゆるスポーツ協会」と共同で開発した。2019年ごろから商業施設やイベントなどでプログラムのトライアルを実施してきたが、このほどプログラム内容・デバイスが完成したため、商業施設や企業、自治体向けに本格展開に踏み切った。

「500歩サッカー」を楽しむ選手ら

500歩サッカーは、ミズノが開発した専用アプリが搭載されたスマートフォンと、アプリが連動して光るLEDポーチを腰の背中側につけプレーする新感覚のスポーツ。スマホで歩数がカウントされ、1人500歩の持ち歩数が0歩になったら即退場となる。走るといった早い動きをすると、振動がスマホに伝わり、その分歩数が早く減ってしまう。このため、体力や技術以上にチームでの戦略が勝敗のカギを握ることになる。残り歩数は自分からは見えない位置に表示される。選手にチーム内で歩数を教えることが必要になるため、自然とコミュニケーションも生まれる。さらに、持ち歩数とLEDの発光色・演出が連動するため、参加者だけでなくゲームを見ている観客も楽しめる仕掛けを施している。

腰の背中側に取り付けられた500歩サッカー専用のLEDポーチ

また、使用するボールは、当たっても痛くないクッションボールを採用。性別・年齢関係なく一緒にプレーをすることができる。企業やスポーツチーム、部活などでもアイスブレイクやチームビルディングとして活用できると期待している。

LEDポーチを装着した選手。残りの歩数が表示されている

ミズノは「今後、世界ゆるスポーツ協会と共同で「500歩サッカー」のデバイスを使用した歩数制限のあるスポーツ「歩(ぽ)スポーツ」をシリーズ化し、拡大していきたい」と力を込める。


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