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2023観戦記録 3/31~4/6

 みなさまごきげんよう。千利です。待ちに待った2023年プロ野球開幕、1年間全力で応援していきたいと思います。
 今回の記事はオリックス開幕6連戦の観戦記録です。3/31~4/2はベルーナドームの開幕戦、4/4~4/6は京セラドームで本拠地開幕戦を観てきました。

3/31 西武vsオリックス

2-3 勝:ワゲスパック 敗:ティノコ S:平野佳

 約半年ぶりのベルーナドーム。観客が多くなるとわかる、西武球場前行きの本数の少なさ。開場には全く間に合いませんでした(笑)。

 オリックスの開幕投手は高卒三年目の山下舜平大投手。ここまで一軍登板はなく、この試合がプロ初登板となりました。オープン戦の初登板から150キロ台後半を連発しファンの度肝を抜いてきた、決して山本由伸投手の"代役"では収まらないスケールの投手と言えるでしょう。西武の開幕投手は3年連続となる髙橋光成投手です。

 やはり試合は投手戦となりました。4回に西武が栗山巧選手のタイムリーで先制しますが、5回にはオリックスが野口智哉選手のタイムリーで同点に追いつきます。山下投手は初登板にして6回途中4安打7奪三振、1失点と十分な結果を出してくれました。勝ち負けはつきませんでしたが次回にも期待できるでしょう。

プロ初登板、初先発の山下舜平大投手。
しっかりと試合を作りました。

 オリックスは7回、阿部翔太投手が愛斗選手にソロHRを許し勝ち越されてしまいます。そして髙橋投手が8回1失点と圧巻のピッチングを披露し、1点ビハインドのまま9回へ。

 西武が9回のマウンドに送り出したのはなんとルーキー・青山美夏人投手でした。新人らしからぬ落ち着いたピッチングであっという間に2アウトまで持ち込まれたところで、打席に回ってきたのは森友哉選手。言うまでもなく昨年まで西武に在籍していた捕手です。打席に立てば一部からブーイングが飛び、アウトになれば一際大きな歓声と拍手が鳴り響く異様な雰囲気の中で、この日3打席とも凡退していたFA戦士は……一振りで試合を振り出しに戻してしまいました。

 この時の私の心境。こんなことってあるんだ……としか思えませんでした。あまりにも出来すぎていた。

 青山投手がこれ以上の失点は許さず試合は延長戦に入りましたが、10回に宗佑磨選手がソロホームランを打ち勝ち越しに成功、そして最後は守護神・平野佳寿投手が0で抑えオリックスは2年連続で開幕戦を勝利で飾ることが出来ました。

勝ち越しのソロを放った宗佑磨選手
本来ならヒーロー級の活躍でした。
1点リードを抑えた平野佳寿投手
なんやかんや最後に頼れるのはこの人。

 試合が終わり、ヒーローインタビューに呼ばれたのは森選手でした。一塁側からはずっと熱い声援が送られていました。ようこそオリックスへ。あの場面、打った瞬間は驚きと困惑だらけでしたが、勝ったところでようやく素直に喜ぶことが出来た気がします。


4/1 西武vsオリックス

2-9 勝:比嘉 敗:エンス

 2戦目。この日からはブルペン前の席に座っていました。外野寄りなので試合前練習の投手陣を撮りやすかったです。
 この日の先発は山﨑福也投手です。3月に入ってからの実戦で好投を続けており、今年も先発ローテの一角として期待できると思っています。

ブルペンの山﨑福也投手

 昨日の投手戦とは一転して、エンス投手から中川圭太選手が粘って出塁、次に杉本裕太郎選手の今季初ヒットとなる2ランホームランであっさりと先制に成功しました。ラオウ、昨年の春頃のことを思うとかなり順調で良さそう。

先制ホームランを打った杉本裕太郎選手

 オリックス打線は止まらず3回にはエラーも絡んでさらに4得点。山﨑投手も3回まで西武打線を危なげなく抑えて早くも快勝ムードが流れていました。しかし4回に一気に捉えられて2点を失い、5回に登板することなく降板となってしまいました。ちょっと勿体なかったですね……それでも次回には期待してよさそうです。
 5回には比嘉幹貴投手が登板しあっさりと三凡に抑え、その後も中継ぎ陣が得点を許すことはありませんでした。9回にはさらに3点を追加し快勝。気持ちのいい試合でした。

カッタデー


 余談ですがこの日食べたのは中村剛也選手のコラボメニューでした。ベルーナドーム、ご飯がうますぎる。


4/2 西武vsオリックス

1-4 勝:佐藤隼 敗:ワゲスパック S:青山

 遠征最終日。オリックスの先発は山岡泰輔投手、西武の先発は今季から先発に転向した、プロ野球選手兼YouTube配信者こと平良海馬投手。昨オフは暇さえあればたいらげーむ見てました(笑)。

ブルペンの山岡泰輔投手
西武先発・平良海馬投手

 この日も案の定の投手戦。山岡投手も平良投手も失点はソロホームランの1点のみでした。
 平良投手からホームランを打ったゴンザレス選手は流石メジャーリーガー。また、山岡投手からホームランを打ったマキノン選手は昨年ロサンゼルス・エンゼルスでメジャーデビューしたばかりの選手で、個人的にちょっと応援してます。でも贔屓の試合では打たないで。

ブルペンの山﨑颯一郎投手、宇田川優希投手
この日はデーゲームにも関わらずかなり寒かったです。
31日は外から風が吹き込んでもっと寒かった。ドームとは

 結局両先発ともに勝ち負けつかず、継投での勝負となりましたが……今日は8回に登板したワゲスパック投手の制球が定まらない日で一気に3点を奪われてしまいました。たまにこういうのある。

 そして9回表に登板したのは、2日前にプロ初登板しセーブに失敗した青山投手。しかし2度目の失敗はなく、3点のリードをしっかり無失点で抑え見事にプロ初セーブを上げました。悔しさ7割、安心3割……。オリックス打線は残塁が多すぎましたね……。

西武は今季初勝利。
2点タイムリーを打った鈴木将平選手、プロ初セーブの青山美夏人投手がお立ち台に上がりました。

 最終戦は負けてしまいましたが遠征を2勝1敗で終えることが出来ました。そもそもオリックスの開幕カード勝ち越しは13年ぶりだったようです。それもどうなんだ。
 3日間お付き合いしてくれたフォロワーに感謝です。


4/4 オリックスvsソフトバンク

1-6 勝:石川 敗:田嶋

 関西に戻ってきました。今回の遠征は往復夜行バスだったので実質休みなしの6試合連続現地観戦です。
 今年も本拠地開幕シリーズでは優勝記念の特別ユニフォームが用意されており、始球式には2年連続で名誉オリックスファンことなにわ男子の藤原丈一郎さんが登場しました。

本拠地開幕セレモニーより
始球式で登板した藤原丈一郎さん
オリユニ姿が様になりすぎている。

 この日の先発は田嶋大樹投手。2年連続の本拠地開幕投手となりました。
 基本的に立ち上がりが悪い投手ですが、この試合では初回から飛ばしていたのか三振とゴロアウトを連発する圧巻のピッチングでした。しかし6回に捕まり、2本のホームランで一気に4点を失ってしまいました。ソフトバンク打線は開幕から非常に状態が良く、少しでもバテた状態の投手を逃がしてはくれないようです。
 (個人の見解ですがソフトバンク打線はほぼ全員初回からバットがよく振れており、4回くらいまでの田嶋投手はそもそもバットに当てさせないことで抑えられていたのだと思います)

オリックス先発・田嶋大樹投手
味方の好守も目立ちました。

 逆にソフトバンク先発・石川柊太投手は何度かピンチを招きながらも7回を無失点に抑え今季初勝利を飾りました。オリックスは森選手がまた9回2アウトからホームランを打ち完封こそ免れましたが2連敗となってしまいました。

ソフトバンク先発・石川柊太投手
背番号29同士の投げ合いはこちらに軍配が上がりました。


4/5 オリックスvsソフトバンク

0-5 勝:和田 敗:黒木

 本拠地開幕2戦目。オリックスの先発は今季より先発転向した黒木優太投手、ソフトバンクの先発はベテランの和田毅投手。
 黒木投手はキャンプからオープン戦まで結果を残し続けており当然の起用でしたがソフトバンク打線は前日の勢いのままでした。4回途中4失点は全く良い結果ではありませんが、ソフトバンク以外の相手でもう1度見てみたいですね……。

オリックス先発・黒木優太投手

 打線は和田投手から点を取る事が出来ず、その後の投手陣からも残塁続きで今季初の完封負けとなってしまいました。千賀の穴なんて無かった

ソフトバンク先発・和田毅投手

 和田投手、スゴすぎ。

 大敗した試合の中でも良かったのは漆原大晟投手。昨年は二軍でも打ち込まれていましたが、今年は一軍で(4/11時点)既に3登板しいずれも無失点に抑えています。今季の活躍を期待したい選手の1人になりました。

2.2回を無失点に抑えた漆原大晟投手


4/6 オリックスvsソフトバンク

7-2 勝:山本 敗:高橋礼

 3連敗で迎えた本拠地開幕3戦目。この日は初めて京セラドームの練習見学ツアーにも参加してきました。ビジターの試合前練習を見るのとはまた違った雰囲気で面白かったです。暇があればまた行ってみたい。

試合前練習より

 この日の先発はWBCから帰還し、満を持して一軍に戻ってきた山本由伸投手。ソフトバンクの先発はアンダースローが特徴の高橋礼投手です。

ソフトバンク先発・高橋礼投手
 オリックス先発・山本由伸投手

 絶対に連敗を止めたいこの一戦、我らが大エースは流石のピッチングでソフトバンク打線を6回無失点に抑えました。そして打線はようやくその好投に応え、3回に森選手のタイムリー、杉本選手の3ランホームランで一気に4点を先制しました。もうラオウのホームラン何本見たか分からない

先制HRを打った杉本選手

 7回からは継投に入りましたが阿部投手、宇田川投手がそれぞれ1失点し2点差まで詰め寄られてしまいます。阿部投手の状態は本当によくないですね……。

3番手で登板した宇田川投手
火消しからの回跨ぎを最少失点で切り抜けました。

 しかし勝つ時はダメ押しがしっかりできるのがオリックス。8回には満塁のチャンスを作り、火消しで登板した左殺しの嘉弥真新也投手に右打者の頓宮裕真選手を出す代打策が大成功。走者一掃のタイムリーで3点を追加しました。怪我で出遅れてはいましたがやっぱり頼れるバッターです。

 最終回は山﨑颯一郎投手が無失点で締めました。実はゴンザレス選手の守備が良すぎる。

カッタデー!

 それにしても6連戦でラオウのお立ち台を2回見てるの面白すぎるけど嬉しい話。皆で正尚の穴を埋めて欲しいですね……。

 最終的に開幕6連戦を3勝3敗の5分で終わることが出来ました。中々ハードスケジュールでしたがとても楽しかったです。さてシーズンはまだ始まったばかり、毎日一喜一憂しながら観戦を楽しんでいきましょう!


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