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母と衆議院議員総選挙

当日、都合が悪いので、衆議院選挙の期日前投票に母と行ってきた。

議員と比例代表と裁判官の国民審査と三回投票があり、会場も結構な人出だったけど、見事な流れ作業のおかげで、数分で終わった。

それでも、なかなか母が投票所から出てこない。しばらくしたら、「目が見えにくくて、書きにくかった」とブツブツ言いながら出てきた。

歩いてきた母の顔をよくよく見ると、老眼鏡が鼻の先っぽの方に乗っていて、目が完全にレンズの枠の上に出ていた。

「それじゃ見えるはずないよ」とその時は笑っただけだったけど。

きっと、見づらいけど眼鏡かけてるから見えるはず、と言う気持ちが書かせたのだろう。

思い込みって、時々持っている能力以上の事を、人にさせてしまうから面白い。