たけちゃんまん

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最近の記事

不意に夢が叶う

およそ1年前に、商品企画書を会社に提出しました。 あ、ちなみに出版社で営業の仕事をしています。 営業が出版企画書を書くのは、別に珍しいことじゃないんだけど、ついでに編集作業もやることになって、今の会社ではちょっと珍しいパターンになっています。 営業の仕事に穴はあけらんないから、基本業務時間中は普段の仕事して、終わってから残業って形で進めていて、ようやくゴールがうっすら見えて来たとこ。 編集の勉強なぞやった事がないから、先輩編集者にサポートして貰ってて、その人がめっちゃ

    • 創作の営みとネガティブ・ケイパビリティ②

      前回の記事ではジョン・キーツの手紙を元に、作家(詩人)とネガティブ・ケイパビリティの関係について触れた。 今回は、もう少し他の作家の意見にも視野を広げて、より分かりやすくなるよう考えてみよう。 ここでは、作家が創作に対して持つ「動機」「態度」「資質」に分けて考えて行く。 それにはまず、彼ら(作家)がなぜ文学を書くのか、という事から確認しなければならない 創作の動機付けや、物事にたいする態度の正体を明かにする事が、やがて文学を紡ぎ続ける資質の問いかけにつながり、ひいては

      • 創作の営みとネガティブ・ケイパビリティ①

        「ネガティブ・ケイパビリティ」という言葉が生まれたのは、文学の領域からである。 後に精神医学やカウンセリングなどに応用される言葉が、芸術の領域から出発しているのは興味深くもあり、また当然のような気もする。 19世紀の詩人ジョン・キーツが、兄弟に宛てた手紙のなかで用いたのが最初で、詩人となるのには必須の能力として記述された。 それは特に文学において偉大な仕事を達成する人間を形成する特質、シェイクスピアがあれほど厖大に所有していた特質、それが何かであるということだーーぼくは

        • 葛藤する心と、「ネガティブ・ケイパビリティ」

          自分の話を少しします。 自分を持て余す、ということについてしばしば考えてしまうことがある。 一応一生懸命に生きていて、傍目には不自由のないように見えているかもしれないが、そのくせ内心では、自分の行動や心のはたらきと世間一般の感覚が一致せず、戸惑ったり悩んだりしていることが多い。 なんとかその場をごまかしたり、世間と折り合いのつくように取り繕いながら、どうにかしのいで来ているのだが、外面を意識するあまり、自分の内面がおいてけぼりになってしまう感覚に時おり囚われる。 外面

        不意に夢が叶う

          「ネガティヴ・ケイパビリティ」について

          「ネガティヴ・ケイパビリティ」という言葉に出会ったのがいつの事だか、もう思い出せないのだけれど、少なくとも10年はたっていると思う。 当時乱読していた本の、何かのエッセイを読んでいるときに、不意にその言葉が出て来たようだ。 登場した文脈すらうろ覚えだけれど、芸術家(作家や画家等を全て含む)にとって必要不可欠な能力であり、特にシェイクスピアが桁外れに持っていた能力である・・・、というような話だった。 文学書をたくさん読んでいた、ごく在り来たりな文学青年だった僕にとって、作

          「ネガティヴ・ケイパビリティ」について

          テスト

          何を書こうか? PC環境のないなか、うまくかける方法を模索中。 腹案があるので、うまくまとまったら書いてみようと思います。