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生み出すセンスと選び取るセンス

2人のセンスが両極端な気がしたのでnote。

一人は、生み出すセンスが素晴らしい人だった。それを特に感じたのが部屋のインテリアとデート提案力。

これまで旅した国でのメモや買った小物。読んできた本や見てきた映画。壁や棚に飾られたそれらは私にとって新鮮で、見ていてとてもわくわくした。
魅せ方が上手いと感じたし、いいなと思った。

「ああしたい」「こうしたい」といった欲求が起こり、それを実践したり対象へ反映させたりしていく。対象という土台はあるものの、その多くは自身を主に、自らの手で彩ることに長けている。

0を1にすることが得意な人。人生の多くを自分の色で染めようとする。自身の手で作り上げている感覚が強いため、それを魅せる楽しさを(無意識ながらに)知っている。

もう一人は、選び取るセンスに長けた人だった。

それは単純な買い物だけでなく、行く場所や面白いイベントといったアクティビティに対して特に発揮されていた。アンテナの感度が高く、キャッチした情報への興味も貪欲。キャッチした情報から派生させて新たな情報にたどり着く力や運も兼ね備えていた。

自分の好きなもの(対象)が何かを知っているので、それらに迷いなく食いつくことができる。そしてそこから派生する力も、好きなものが前提であるゆえに強い。

好きな1を、2にも3にも増やしていけるような人だった。人生を、好きなものとその関連性で彩る人。

前者はそのセンスを言動で魅せ、後者はそれを共にいる感覚で魅せる。前者は楽しさを視覚的に表現し、後者はそれを雰囲気で味わせる。

きっとどちらも、「センスがいい」と言われる人たち。一緒にいるだけで楽しいと思わせられる人たち。

sense of wonder!センス良く生きろ!