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原告側記者会見の報道と「一月万冊」界隈の異様な反応(ビハイア・パワハラ疑惑訴訟③)
事件が世間の注目を集めたのは、女性スタッフが亡くなって半年以上が過ぎてからで、元スタッフと遺族による訴訟の会見が報道されたことによる。
これに対して社長は、会社としてのコメントをホームページに掲載した。
私が経営するビ・ハイア株式会社への提訴について会社としてのコメントを書きました。 https://t.co/Ho0GDdC4Wk pic.twitter.com/rBBvVxSV6F
— 一月万冊 清水有高 (@monthlymansatsu) October 17, 2018
弊社に関する提訴およびその報道について https://t.co/YmrbzcZ7dX
— ラクジョブ (@rakujob_news) October 17, 2018
複数のニュースサイトが続報や原告側のインタビュー記事を掲載した。これに対して社長側が抗議と取り消し請求を送り、それも会社のホームページに掲載された。
この報道を巡って加熱したのが、Twitterでの「一月万冊」出演者の反応だった。
トラブルのある両者のうち、被害者側だけのコメントを先に取り、加害者側のコメントを載せない新聞記事は、はっきり言って、新聞社の傲慢。
— 今一生@固定ツィ見たらRT (@conisshow) October 17, 2018
よのなかは、新聞記者の記事執筆の〆切日を中心に回ってるんじゃない。
加害者側のコメントが間に合わないから被害者の弁だけ載せるなら、立派な印象操作だ。
少なくとも、大下さんは、片岡さんと私と、清水さんと肉食った。https://t.co/kiNLQCUITt
— 安冨歩(やすとみ あゆみ) (@anmintei) October 17, 2018
あれは、乾燥大豆では、なかった。
— 安冨歩(やすとみ あゆみ) (@anmintei) October 17, 2018
【現代の奴隷は、主人とタメ口きくんだ。】https://t.co/AvzSn3UIiY
— 安冨歩(やすとみ あゆみ) (@anmintei) October 17, 2018
「死んだほうがましですか」壮絶パワハラで女性自殺 「現代版の奴隷制度」で社長提訴|弁護士ドットコムニュース https://t.co/kiNLQCUITt @bengo4topicsより
【大下さんが、この長時間、無理矢理、笑わされていた、とは思えない】
— 安冨歩(やすとみ あゆみ) (@anmintei) October 17, 2018
あなたが生きづらいのは「自己嫌悪」のせいである。安冨歩さん オススメ! https://t.co/AvzSn3UIiY @YouTubeより
奴隷がタメ口きくはずないよね。 https://t.co/34AWbVDUXl
— 安冨歩(やすとみ あゆみ) (@anmintei) October 17, 2018
私、この原告の大下さんと桜井さん、亡くなった大山さんとも何度も会って話してるし、講演会の会場で2人だけになる機会もあったし、フェイスブックのフレンドで内密のメッセージも送れたのに、こんな監禁みたいなことがあったのなら、どうして助けを求めてくれなかったんだろうと思いました。 https://t.co/gcyGQks8jo
— 烏賀陽 弘道 (@hirougaya) October 18, 2018
僕のささやかな取材範囲では、大人の自殺は積年のつらさの荷下ろしを衝動的にやってしまった結果だ
— 今一生@固定ツィ見たらRT (@conisshow) October 17, 2018
失恋や借金でも自殺はするが、その一回より子どもの頃に植え付けられた自己評価の低さが導く希死念慮は根深い
ゴールのないマラソンを強いられてる感覚は、笑顔の下に隠され、他人には容易に拭えない
なんで、朝日新聞も、こういう証言、無視すんの? https://t.co/CzCe5bEs83
— 安冨歩(やすとみ あゆみ) (@anmintei) October 17, 2018
この朝日の記事は裏どりを全くしていない、お粗末な記事です。そもそも原告の1人は業務上横領で刑事告訴されており、すでに捜査も始まっています。当該案件は一方的なでっち上げであり、私はこちらの社長と会社を全面的に支持します。 https://t.co/QHGmqvACg4
— 本間 龍 ryu.homma (@desler) October 17, 2018
ビ・ハイアの元業務委託先であり、自死した大山莉加さんの残した証言。特に報道関係者は、これをちゃんと読み、彼女の証言を聞いて欲しい。朝日や毎日の報道は、あまりにもひどい。https://t.co/5UZE9Iiu7G
— 安冨歩(やすとみ あゆみ) (@anmintei) October 17, 2018
マスコミがもっと騒いで続報が更新されることを希望。
— 片岡祐介 (@Kinoko0427) October 18, 2018
そうすれば、原告にとって都合の悪いことが大量に出て来る。もちろん裁判自体もそういう場になる。
僕レベルが知っている事実すらおさえられてないマスコミ大丈夫か。
マスコミ報道を批判しながら社長を擁護する内容だったため「人がひとり亡くなっているのに、、、」と批判や質問のコメントが殺到した。また、報道があった翌日には、東大教授の安冨歩氏が自身のブログに事件に関する見解を掲載した。
ブログ更新【ビ・ハイア 大山莉加氏の自死に関連する記者会見の記事について 】https://t.co/4rcyNht4QZ
— 安冨歩(やすとみ あゆみ) (@anmintei) October 18, 2018
ビ・ハイアの業務委託先の大山莉加さんの自死の後、あまりにもみんなの受けたショックが大きいので、私がホースセラピーをお勧めしたら、3月2日、仕事を休んで大下氏桜井氏を含め、全員で埼玉の牧場に来てセラピーを受け、そのあとの食事も清水社長が支払いをしていた。これが私が目撃したこと。 pic.twitter.com/NRJovC59YI
— 安冨歩(やすとみ あゆみ) (@anmintei) October 17, 2018
わたしは、ビ・ハイアの労務環境については何も知らないが、こういう事実があるから、報道内容は鵜呑みにできない。
— 安冨歩(やすとみ あゆみ) (@anmintei) October 17, 2018
念のため言っておきますが、私は株式会社ビ・ハイアから、研究資金の支援を受けたことがあります。しかし、今回の件に関する私の発言は、それとは関係ありません。報道されている内容が、私の知っていることと食い違うので、鵜呑みにできないのです。
— 安冨歩(やすとみ あゆみ) (@anmintei) October 17, 2018
これらの情報発信には質問や批判が殺到した。これを安冨教授ファンが援護したことから、「一月万冊」界隈の擁護派と議論の応酬が起きていた。
ブログを拝読させていただきました。「労働問題」に矮小化せず、私たちが私たち自身のそれぞれの怖れと向き合えるかどうか、そして人間の統合の問題だと感じました。
— 千葉泰博 (@yasuhirochiba) October 18, 2018
あらためて大山莉加さんのご冥福をお祈りします。
ぜひぜひ、清水有高社長のフェイスブック投稿を遡ったり、大山さんと出演されているYouTube動画をご覧になってみてください。
— なちゅらる宇宙人🌟Keiko Kaneda (@keikokaneda) October 18, 2018
私はイベントに実際に参加しましたが、パワハラの雰囲気は微塵も感じませんでした。あんな長い時間、なごやかな演技できない。
動画の楽しい掛け合いそのもの。
「一月万冊」擁護派は、一連の報道と世間の反応をネットリンチだと批判した。
テレビのワイドショーでも取り上げられて、原告側や社長がインタビューで双方の主張を述べた。それを見た人々もTwitterに参戦してタイムラインは大荒れ、、、
社長と副社長がコーチングの資格を持ち、会社でもプロのコーチングを受けていたが、事件後にコーチング団体からは社長の友人と共に縁を切られた。これに社長は被害感情を抱いており、コーチング業界の関係者で話題になっていた。
また、事件後に「自殺だろう」とブログで指摘した視聴者が、発信者情報を開示請求された。これで、会社側の徹底的に戦っていく姿勢が視聴者側にも示された。
ビ・ハイア清水有高氏から、発信者情報開示を求める訴訟が提起されています。名誉毀損により損害賠償請求をするつもりのようです。下記のブログで訴状を公開しています。
— とまべっちー (@tomabetchy) February 7, 2019
発信者情報開示請求が来ました 2019/01/30 とまべっちーの考え事https://t.co/CqrMZTCmew
(追記:後に名誉毀損で訴えられたそうです 【ご報告】名誉毀損 不起訴でした )
初回の口頭弁論は公開で行われ、その後に社長の記者会見が開かれた。
社長は「虚偽に満ちたつくり話」であるとして、副社長(別会社スピネルの社長でもあり元スタッフはこちらの会社と契約していた)と原告側に反訴した。契約違反で元スタッフが、また亡くなった女性スタッフの遺族も含めた原告側の全員が、名誉毀損で逆に会社側から訴えられる事態となった。
裁判は進行中だが、双方が訴えを起こして泥沼化してしまったため、非公開で争点の整理が行われている。しかし、泥沼化していったのは裁判だけでなかった。
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