引き寄せの法則はこうして完成する

ある日、私は急に300万円を受け取りました。また、ある日は自分の理想どおりの彼と出会い、その後結婚に至りました。「起業する！」とブログに書くと、半年後にはやっぱり起業していました。この奇妙な引き寄せを、みんなも同じように体験しているのでしょうか？

「引き寄せの法則」が流行り出して、もうだいぶ経ちます。あなたも、そんな本を目にしたことがあるのなら、なんらかの引き寄せに成功しているはずですよね。

例えば、『こうして思考は現実になる（パム・グラウト）』に書かれている実験を行い、成功した人もいるでしょう。『思考は現実化する（ナポレオンヒル）』を読み、「内なる声」に従った願いが叶った人もいるでしょう。『ザ・シークレット（ロンダ・バーン）』の秘密により大金を引き寄せた人もいるでしょう。

『願いが叶う手帳』は毎年増え続けていますし、そろそろ全ての人が「引き寄せの法則」により幸せになっていても不思議ではありません。

「そうそう、自分の引き寄せは完璧だ！」と言える人は、このnoteを読んでもしかたありませんが、そうではない人は目を通して見てください。

私自身は、300万を引き寄せても、理想通りの人とパートナーになっても、「まだ足りない！まだ引き寄せができていない！」と考えていました。しかし、引き寄せの法則は、突然、私の中で完璧なものになりました。そのことについて書いてありますので、興味がある人は読んでください。

目次
１. 最初に引き寄せが訪れた時の不幸な話
２. 300万円は急に現れる？思考は現実化する
３. どうしても叶わなかった願い事
４. ある日急に理想の彼に出会う
５. お金のマインド
６. 全てを引き寄せるための原則とは
７. あなたの今は、あなたが引き寄せた
８. あなたがこのnoteを買った理由
９. 引き寄せを完璧にするためのまとめ

１. 最初に引き寄せが訪れた時の不幸な話

私は今までに2度、結婚の経験があります。

最初の結婚は、まだ、若く、当時の夫の稼ぎだけでは、食べていくことができないような生活をしていました。

しかなく１歳になった子供を保育所に預け、アルバイトをしていたのですが、他に何かできないかな？と考え、夜になると、興味のあったホームページ作りを独学で学んでいました。

『これが仕事になればなー』
なんて考えて、制作の内容などをブログに書くようになったら、お声がかかり、報酬を得てしまったんですよね。

私はこの経験から「いつかこれで起業したい！」と考えるようになっていました。だから、ブログにこう書きました。

「私 起業します（いつか）」

そうは書いたものの、当時の夫に相談すると「ホームページ制作は趣味程度で抑えて欲しい」と言われがっかりしたのを覚えています。だから、これで起業することは諦めていました。私自身、仕事の経験も少なく社会人としては半人前。ホームページをなんとなく作れるようになった主婦が起業するにはリスクが多かったんですよね。

ところが半年後、急に私は起業してしまいます。

最悪な事態は突然起きました。理由は今も知りません。夫が突然、家を出て行ったのです。（離婚しました）その時、私が子どもを抱えながらできたことは、ホームページ制作の仕事しかなく。。。（バイトも面接で断られました）

これはブログに「私 起業します」と書き、丁度半年経った頃で、私が最初に引き寄せてしまった、不幸な引き寄せです。

宇宙は起業を叶えてくれましたが、私は離婚しました。ホームページ制作の素人で無一文。無謀な起業でしかなく、とても辛い想いをしました。

準備をして、やっとの思いで起業したのなら天にも昇るような気持ちでいたことでしょう。でも私は違いました。

お金も何もない。目の前に15インチのデスクトップパソコン一台とお腹をすかせた子どもが1人。これ以上にない最悪な願いを引き寄せてしまったのです。

２. 300万円は急に現れる？思考は現実化する

無謀な起業を遂げて1年経った頃、読書を積む生活が続いていました。その時読み倒した本に『成功哲学（ナポレオンヒル）』があります。この本は「お金がない不安な気持ち」を緩和してくれるのに役立ちました。

この本によると「内なる声に従っていれば、道が開ける」と書かれていました。（「内なる声」とは、ひらめきにも似た自分の中の声）。幸運にも私は自分の「内なる声」がいつも聞こえていたので。その声に従えば成功すんだなーと考えながら、宇宙にこんなお願いをしました。

「お金持ちの人に出会い、お金をもらう♪」

若かった私は、きっとこれで「内なる声」が道案内をしてくれるに違いない！と考えていました。

その頃の私は、少ない収入しかなく、いつもお金には困っていました。通帳の残高は常にマイナスで何をするにもお金が足りません。でもとにかく、この状況をなんとかしたい。そう思いながら願っていました。

ある日、ネットを通して「社長」と名乗る人との出会いがありました。そして、ひょんなことから、その社長が私の仕事を応援したいと、目の前に300万円を出してきたのです。

「そんな話が『ひょんなことから』起こるわけがないだろう！」と怒号を投げたくなる気持ちはわかります。もちろん、いろいろはあったのですが、割愛すると『ひょんなこと』だったんです。

その社長は、いわゆるお金持ち。でも『エンジェル投資家』ではなく、ただの『あしながおじさん』でした。

彼は自分の行きつけの飲み屋が潰れそうなので、200万で改装させたり、自分の友達の夢を叶えるために250万寄付して、音楽アルバムを作らせたりしていたりと、そんな話を先に聞いていたので、仕事を軌道に乗せたい私にお金を与えてくれた時、全く不思議に思わず、お金を頂く事になりました。

「お金持ちの人に出会い、お金をもらう♪」と願った結果、お金は急に出現しました。しかし当時はとても心苦しく感じ、そのことを誰にも言えないでいました。見返りもなしに、他人からお金をもらうことが、悪いことをしているような風に感じたのです。もちろん、税務署にはちゃんと贈与税を支払いました。しかし、気持ちの中では混沌とした闇が襲って来たような気がしていました。

それから間も無く私は、本当に闇に包まれてしまいました。

朝起きると、視界がグラグラしているんです。目をつむっても開けても、世界が歪んでいて、2、3日安静にして、どうにか病院に行くと、「メニエール」という目が回る病気だと診断されました。この病気は繰り返し発症しやすく、完治しにくい病気だと伺いました。

この時、引き寄せの法則による怖さを実感しました。「思考は全て現実化してしまう」。だからこれ以上、悪い考えを持つのは危険！と考えるようになったのです。

その後、私は自分に命令をしました。
「もうメニエールは治った！私は元気」と。

おかげで病気は発症から、わずか5日で完治しました。思考は全て現実化してしまうのです。あれから私は、恐怖を捨て、メニエールには一度もなっていません。思考は病気を連れて来てしまうので、毎日気をつけています。

こうして、私は願いが叶いやすい体質になって行きました。「大手の仕事をしたい！」と考えれば電通の仕事がやってきたり、「セミナー講師になりたい！」と考えれば、すぐに100人の前で発表をする事が出来ました。

ただ、こんな私でも、なかなか叶わない願いがありました。

３. どうしても叶わなかった願い事

どうやっても、叶わない願い事が一つありました。それが「結婚してくれる相手に出会う」という願いです。

私は、離婚後、愛し合い人生を共にする人をとても欲していました。
もちろん、引き寄せの法則を試しましたが、うまくいかず。

しかたなく、婚活サイトで相手を募っていました。おかげで彼氏は何度か出来ましたが、お付き合いが半年以上続く事はなく、これでは結婚（再婚）出来ない！と、頭が固くなっていました。

『婚活サイトを利用して付き合う』を何度か繰り返して、結婚できないでいた私は、腹をくくって『樹木希林マインド』になると決めました。

『樹木希林マインド』とは『何があっても絶対別れない！』という考え方です。樹木希林（故）さんという女優は、自分の旦那さんにどんなに嫌われようと、離婚しなかったんですよね。

だから、こうすれば絶対に結婚できるはず！と考えていたんです。

このマインドを考えた次のつき合いで、８つ年上のダサい男性（大汗）と婚活サイトで出会い、お付き合いをしました。

どんなに彼が連絡をくれなくても、彼が二股していても私は『樹木希林マインド』で耐えました。

その彼はなぜか銀行の口座が作れなかったし、ある日は数時間、警察に拘束されたという話も聞ききました。今までに出会った事がないくらいの典型的なダメ男だったのですが、それでも私は『樹木希林マインド』で別れずにいました。

彼を励まし、優しい女を演じ、きっとこれで私は「結婚できるに違いない！」と考えるほど、私は『結婚できないマインド』になっていたんですよね。

今考えると、これで結婚してもすぐに離婚するとわかるのですが、当時はこの気持ちを手放せずにいました。

何かに追いかけられているように『結婚』という言葉にすがって付き合っていました。しかし、彼はある日、急に消えました。ぱったり連絡が来なくなったんです。こんな出来事があると、普通は地の淵に落ちた気持ちになるものですが、私は悲しめず。無心状態になり、涙も出ませんでした。

好きでもなく、ダサいくてダメな男だと考えていた相手を必至で追いかけた結果です。

これは、きっと私が引き寄せてしまった結果。だからどうでも良かったのですが、私はこれを機に婚活サイトの利用はすっぱり辞めて、恋愛を引き寄せる事ができず、婚活を終えたのです。

４. ある日、急に理想の彼に出会った引き寄せ

婚活に打ちのめされ、疲れ切ったある日、「もう仕事に生きよう！」と決めました。

『オンナの自由 （蝶々）』という本を読み、独り身を奮い立たせたものの、結婚したい気持ちはどうしても捨てきれずにいました。

世の中に結婚を重視しない人はたくさんいるし、離婚した人たちは「一度結婚したから、もう結婚はしなくていい」「恋愛だけでも十分幸せ」と。そんな話も聞くこともあったけど、私は「最後に誰かと手を繋いでいたい！」といずっと考えていました。

私はおもむろにノートを開き、「理想の彼のタイプ」を書き出しました。「いつか願いがかなって付き合えるなら、こんな人がいいな」と思考を巡らせて、沢山書きました。

内容はこんな感じ。
○いつも私を一番に大切にしてくれる
○身長が私より高い
○デブではない
○本をたくさん読んでいる
○いつも肯定的な意見を言う
○旅行に連れて行ってくれる
○ほどほどの妥協感がある。
○一緒に映画を鑑賞し、趣味も合っている。
○料理や味の好みが一緒である。
○うちの子とも仲良くしてくれる。
○浮気は絶対にしない。
○いつも応援してくれる。
○さっぱりした性格で優しい。
○顔が好きだ。

この調子で私は、理想の彼のタイプを38個、箇所書きしました。

そして宇宙にお願いをした。（引き寄せ）

「彼は私の心の中にすでにいて、私はもう彼と愛を築きはじめています」と。

願いはいつも完了形や現在進行形でなければならないと、どんな引き寄せの本にも書いてあるので、私は神様に、こうやって、お願いをしました。

そして半年たったある日、行きつけのバーで「いいな」と感じる男性に出会いました。彼は9歳下の独身。年齢差があったし、飲み屋で恋が実るはずがないと考えていたのですが、彼から2日後に食事に誘われ、気がつくと、いつも隣にいるパートナーになっていました。

少しの間、理想の彼を書いたノートのことを忘れていたのですが、その後確認すると、なんと30個の箇所書きと合致していました。リストには「最後まで愛してくれる人」や「浮気は絶対にしない」とあるので、彼と別れるまで、リストが全て叶うかはわかりませんが。ほとんどの理想のタイプと合致していました。

このノートを再確認した時、夢を見ているような気分でした。私は見事に理想の相手を引き寄せてしまったのです。

追記：結婚5年目、付き合うよりさらにラブラブで過ごしています。

５. お金のマインド

もう、ここまで来ると私は「引き寄せの達人級」だと自画自賛していました。それでも、なぜか上手く行かない出来事も多々起きるのです。

もちろん、そんなことは当たり前なんですよね。その理由は、成長するためには困難が必要だからです。そのフィードバックを受け自分に必要なものを手に入れるのが成長。だから、自分が成長している間は、常に上手くいかない出来事も同時に起こってしまうのです。

金銭面では何度もくじけました。お金を何度引き寄せても、やっぱりお金が無くなってしまうのです。しかし、それゆえ、お金の引き寄せは一番簡単だとも考えていました。

お金を扱えるマインドがなければ、手に入れてもすぐに失ってしまうので、必至にお金の本を読んだりもしました。

例えば『ミリオネアマインド（ハーブ・エッガー）』『お金に愛される人のルール（ディマティーニ）』『お金のシークレット（デビッド・クルーガー）』など。それでも、お金は右から左へと今でもすぐに消えていくんですけどね。

お金に苦労する人は大金を所有した経験がない人が多いと言います。ところが資産家の子は、いつまでも困らない程度のお金を持って人生を過ごす人が多いようで、お金のマインドって、そういう事なんだなーと感じます。

大金を持つ人は「お金がない」「節約しよう」と考えたりしません。しかしお金がない人は、とっさにそれを考えてしまいます。そしてその言葉どおりに「お金のない状況」「節約しなければならない状況」を引き寄せます。

つまり、願い事が叶わない時私たちは、間違った願い事をしているんですよね。その間違いに気がつかないと、引き寄せはうまくいきません。

お金を引き寄せる時は、お金の不安を考えてはいけないし、税金の支払いを嘆いてはダメなんです。常に平常心で、お金はいつもたくさんあると考える必要があります。

６. 全てを引き寄せるための原則とは

私はこれまで、善悪関係なく、引き寄せの法則で夢を叶えてきました。本当にたくさん引き寄せました。引き寄せの法則はそれほど簡単なんです。それなのに、なぜ私は婚活に失敗し続けていたのだかわかりましたか？

私は考え、検証してみました。これまでうまくいかなかった引き寄せの原因を。

その結果わかったことがあります。私たちは、お金が欲しい時、結婚の相手を希望する時、間違った引き寄せをどうしてもしてしまいがちなんです。

『世界の裏側に行きたい』と考える時や、『成りたい夢』がある時、誰に教えてもらわずとも、同じように考えてしまうからです。

その間違った引き寄せとは