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不揃いな感想戦 その後とこれからについてのお知らせとお願い

ボクより

ちょうど一年前、noteで『不揃いな感想戦』というマガジンを更新しておりました。計13回に渡って、ボクと元恋人が共作で昔の付き合いを振り返る様子を読者の皆さんに見守っていただく企画でした。

ご存じない方も多いと思いますが、実は今年の夏頃に同作は非公開にしておりました。というのもボク自身の一身上の都合から元恋人に申し出て、双方合意の上で一時的にnoteを下書き状態に戻すことになったのです。

終了後も改めて読み直すような方はほとんどいらっしゃらなかったのですが、今にして思うとその説明を有料記事の中でしかしてなかったのは完全な失念でした。今さらですが申し訳ありませんでした。

さて、そこからまた話に動きがありまして_
ボクの一身上の都合とやらにケリがつきました。じゃあまた公開状態に戻そう、と元恋人に久しぶりに連絡してみたんです。そしたらどうやら否定的な様子でした。

本企画はかなり個人のさらけ出しや、本名や素性といったプライベートな部分をありのまま公開しており、元恋人としてはデジタルタトゥーになりかねない懸念を抱いていたようです。

一個イタズラなことを言いますが、この企画そもそもは彼女がすると言って始まり、自己責任の上でやったことです。ボクが無理強いしたりやらせた部分は一切なく、むしろ連載中色々と面倒を見たのもボクの方だったことは、読者の方にはすでに伝わっていると信じたいです・・・。

ボクとしてはこのままこの連載を無きものにすることに、賛同はできませんでした。3ヶ月半ほど拘束され、がんじがらめになったこの創作に対してのリターンがそれではあまりに酷い話だからです。

ここでもう一つ言いたいのは、一時的に非公開になった理由である一身上の都合とは、ボクにネガティブな変化があり、彼女に迷惑をかける可能性が億に一つくらいあるかもしれない状態だったことです。

つまりは彼女のための計らいでした。あくまで、企画と関係ないところで他人に迷惑をかけるのは違うのでやったことです。

なのでもしも「一度は“そちらのワガママで”非公開にしたんだから、今度は“私のマガママで”非公開にしてよ」と言われたとしても、最初から聞くつもりはありませんでした。

でもそもそも彼女はそんなズルい言い方などしませんでした。真っ向から話し合いをする姿勢を提示してきたので建設的に協議する段階に移すことができました。

どうすれば互いに得られるものと守れるものを保障できるか、条件を示し合いました。
結果としては以下の通り

  • 『不揃いな感想戦』は非公開にする

  • 『不揃いな感想戦』の著作権を元恋人はボクに完全譲渡すること

  • 本作を元に新たな創作をする場合、彼女のプライバシー、匿名性を守ること

  • 彼女はボクの動向を追わないこと、ネットで互いのつながりを断つこと

二人で決めた条件は他にもありますが、読者の皆さんに理解してほしいことは概ねそれらです。
『不揃いな感想戦』自体は消す、でもまた別の形でボクだけで創作をする権利をもらう、ただそこに彼女を特定できるような描き方はしないこと。みたいな感じです。

この記事に一度も彼女の名前が出てこないことも、その条件の適応内だからです。(作中では必ず出てきてました)

さて読者の方々に一つお願いがあります。

ボクがまた新たにどっかでなんかで本作をベースにした創作をするつもりですが、それを彼女本人へ知らせたり、どこかコメント欄や自己発信的に「これは〇〇って奴のことで、△△に居るんだよ」みたいな特定的な告げ口を絶対にしないでください。単純にプライバシーの侵害に当たります。

彼女自身がこの一件からの離脱を望んでいますし、ボクも彼女との関わり合いを閉ざそうとしています。

とはいえもちろんそれを犯す人は、元々この記事を読んでない可能性が高いです。しかも一度は誰でも読める状態で勝手に提出した物を、今さら忘却して下さい!!と叫んでも訳のわからぬ話ですし。

なのでただのお願いにはなるのですが、どこかでボクの新たな創作を見かけても、優しく見守ってもらえるととっても嬉しいです。(ボク自身へのコメントや叱咤激励はもちろんOKです!)

そのための、いつかのための前準備として、一つ元彼女と話し合いを済ませられたのだと思えば気は楽です。
この話し合いについてはまた別記事について内省するので、男女の仲の結末が気になる方は読んでみて下さい。面白いです。とっても。

不揃いな感想戦を読んでくださった方に、改めて心より感謝申し上げます。二人とも皆さんの存在を有難く思っています。

どうぞご贔屓に。

彼女より

「不揃いな感想戦」を読んでくださっていた方々、お久しぶりです。元恋人です。その節は連載にお付き合いいただきありがとうございました。
今回、私の希望・都合で記事をクローズさせていただくことになりました。理由は円が書いてくれた通りです。
元々作品の公開期間に関しては、「まあ数年後にはクローズしようか」くらいのことを軽く話していたのみでした。ただ、自分の人間関係の変化などもあり、昔の恋愛の一部始終がネットの海に存在し続けるの辛いなあ…と感じ、率直にそれを円に伝えたところ、協議の末こういった形になりました。

この話し合いに際して、過去作品に改めて目を通してみました。ウワァってなるんだろうなと身構えていたのですが、読み返すと結構面白いじゃんとするする読了できました(最後は流石にウッてなりましたが)。なのであの時リアルタイムで読めた方はラッキーでしたね(?)。私の都合でこんなに早くクローズしてしまうことは申し訳ないですが…読んでいただけて光栄でした。またどこかで。

元恋人より


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