高校1年生の時の根性焼き

こんにちは。
更新の間が少しあいてしまいましたが、
体調を崩しやすい季節柄ですね。
皆さんも花粉・黄砂・PM2.5や
気圧の変動、春鬱、雨や曇による滅入り
更に春の新しい生命の芽吹きに当てられてしんどくなる方等、無理せず身体を休ませてあげて
乗り切りましょう。

⚠注意⚠
本記事には自分の身体を傷つける事に関する事や薬物の過剰摂取に関する事、希死念慮等の自死に関する事を書き綴っています。
連鎖反応で引っ張られる方やフラバしてしまう方、せっかく辞めているのに思い出してぶり返してしまう恐れの有る方はご自身のコンディションを考慮した上でご自身で慎重に判断して本記事を読むか読まないかご判断下さい。
本記事を読んだ事で生じる事には一切の責任は負いません。慎重にご自身でご判断の上閲覧頂きます様ご注意下さいませ。

さて。
本日は前回の記事に書いた通り
オーバードーズ(略称OD:薬物過剰摂取)等について触れていきたいと思っておりましたが…
色々思い出しながら書いた為本筋からズレてしまい、ODよりも根性焼きの自傷行為が先にきてしまいました。なので今回は最初の自傷行為である根性焼きについての経緯を綴りたいと思います。
予定していたODについてはこの後綴っていく予定です。

フラバされる方は読むのを控えて頂くか
不安定な時は避けて読める心持ちの時や
読んでも大丈夫になってから等心掛けて頂き
連鎖反応が起きてしまわない様に慎重に選択して下さいね。
直接的なワードや状況説明等割と細かく書いてしまうかもしれませんのでご自身の判断で心を守って下さいませ。

ODについて
私は向精神薬・睡眠薬等多種多様な薬を
コレクションするのが趣味になっていた時期がありました。
主治医に見え見えの嘘をつき
「効かない」
「もっと強いのが欲しい」
と言っては4週間分MAXで貰い
実際には節約しながら飲んだり
飲まないで保管したりしていました。

※希死念慮の話があります。引っ張られる方は読むのをやめ心をガードして下さい※

何故そんな事をしたのか?
当時私は盲目的に憧れた人がいました。
ひとつは、単純にそこから得た知識で真似をしていた事。
そしてもうひとつは「確実な死」を望んだ事。

中学生の時から「自死」に魅了されていました。
最初は強すぎる好奇心でしたが、
家庭環境で経験した事や数え切れない体調の悪さがトリガーとなり
1.期待に応えられない自分は必要とされていないに違いない
2.父親を失望させたくない

3.父親を失望させてしまった
4.無理だと説明してもお前ならできるとプレッシャーを掛けられ具体的な対策のアンサーが出ない事が辛い
5.身体が言う事を聞かず悔しい
6.痛い苦しいだけの身体が邪魔だ
7.こんなに苦しいなら痛めつけて壊してやろう
8.苦しいのは嫌だけど眠るように死にたい
9.とにかく苦しみから開放されたい。眠りたい
10.考えすぎる頭を止めたい


ここに書ききれない程の事を毎日毎秒思い苦しんでいました。
その為大好きな両親の期待に応える事が出来ないという事は生きる価値が無いと安直に繋げる事となりました。
また、私の中で理想の私というのがあり
理想の私は強く何にも屈しない上、どんな期待にも応えれて友人の為なら何でも出来る、というものでした。
しかし実際には友人との事で理想と現実のギャップに苦しみ、思うように出来ない悔しさから自分に罰を与える様になっていきました。

事の発端は高校1年生の体験
元男子校で共学になったばかりの為女子の生徒数が極端に少なく1クラスに端縦1列の机のみ女子生徒で残りは全て男子生徒というのが普通でした。
中には女子が3人程しか居ないクラスもあり
1年生での女子生徒の総数は10人前後でした。

その為女子のコミュニティでうまく立ち回れないと詰むのが早いという事もあり、1年生の半ばには既に1人退学する女子生徒も居ました。

そんな中でなんとなくギャルではないタイプのあぶれた人だけが固まって出来たのが私の居た女子グループでした。
一匹狼タイプの私は誰と一緒になろうが興味が無かったし元々女子で群れる文化が苦手でした。
それでも私を含め4人で行動するグループが出来てその中の1人が授業中、他の生徒達から消しゴムのカスやゴミを投げられるという事が起きました。

その時、たまたま席替えの関係で1番後ろの窓側の席だった為教室内全体が見渡せました。
自分の一緒に居るグループの子が笑いながら他の生徒に消しカスやゴミを投げられている光景を見て愕然とし、怒りが爆発的にこみ上げました。
先生は見てみぬふり。
頭の中では机を蹴り倒して立ち上がり、叫び散らしたい気持ちで一杯。
「何してんだよ!!」
威勢よく噛み付きたい気持ちで満ちていましたが実際にはそんな事は出来ずただ怒りで震える事しか出来ません。それがとても情けなくダサく感じて仕方ありませんでした。

放課になりターゲットにされていた子の席に集まりあれは何なんだ、何かトラブったのか?
聞きても本人は言えば酷くなるから黙っていればいいと言います。
しかし私は許せないとその子に言い、他の2人もこのまま黙っていてはエスカレートするだけだから怒った方が良いと勢いづいていました。
多数決で言えば話に行く事に意見が固まり、昼休みに皆で聞きに行こうとまとまりました。

怒りに震えた私は格好良く喧嘩漫画の様に立ち向かえると信じていたのです。
しかし現実はそんなものではありません。
「皆で聞きに行く」筈だった。
その手筈だったのにいざ話をしにギャルの子達に話し掛けに向かい、同意を求めようと振り返るとそこには居る筈の友達が誰1人居ませんでした。
遠くからこちらを見ている3人はさっきまで言った方が良いよ!と息巻いていた筈なのに
えらく遠くから私の事を傍観してるだけでした。

裏切られた…
というよりも「何で!?あんなに怒ってたじゃん!」それなのにどうして誰も居ないの?
私だって怖かったしこれでトラブれば私もターゲットになるだろうしなけなしの勇気を振り絞っていたのに。口先だけなの?
私はかなり混乱し動揺しました。
しかし私が言いたかった事は誰かと一緒じゃなきゃ言えない様な事じゃないので私は思った事を聞きました。

勿論その時はギャルの複数人とその子達と一緒につるんでる男子も含め7、8人程が相手で
人数としてはマジで私1人かよと思ってました。
日頃、ギャルの子とはそれなりに仲良く話せる程度の関係性だった為、「あのさぁ…ちょっと聞きたい事があるんだけど」と言うと「どしたのー?」と返してくれる感じでした。
しかし私が「授業中に消しカス投げたりするのはどうしてなの?間違ってるよね?」
と話すと顔色が一変して
「はぁ?マジなんなんアタシらがわりーって言いてぇのかよ、あ?」と滅茶苦茶凄んできます。
正直ちびりそうな位怖かったです。
全然普段読んでる喧嘩マンガみたいに格好良く決まりません。情けない事に両足はガクガクと笑ってしまいその場の人には震えているのが解ったと思います。
その後私を中心に、ギャルや男子生徒のヤンキー連中が円形に取り囲み逃げ場の無い状態で話を進める事になりました。
もう生きた心地がしねぇのなんの(笑)
ちびらなかった事が凄いわ(笑)

しかしここまできたら震えてようが怖かろうが
おかしい事にはおかしいと異を唱えなければならないと思いその一心で話しました。
そして話してみると被害を受けた子から聞いた話と消しカスを投げたギャル達の話が食い違っている事に気づきました。
私にはどちらが正しいのかは解らないと正直にギャル達に説明し、
「片方の意見だけを鵜呑みにしそちらを悪者だと決めつけてかかった事は私の落ち度であり両者の話をきちんと聞いてから判断すべきだった。その点は私の至らなさで嫌な気持ちにさせてごめん。それでも、面と向かって言わずいじめるという手段は違うんじゃないか?
意見が食い違うなら先生を間に挟んできちんと話し合おう。敵対するつもりは無く、両者の意見をちゃんと聞いて考えたい」
大体こんな感じの事を言った気がする。
勿論声は震えて上ずっていたし口が乾いてバサバサだったので発音もおかしかった。
とはいえこれが私の精一杯の正直な気持ちで、
確かに片方の話しか聞かずに勢いに任せて相手が悪いと決めつけた事は私に非が有る。
それを認めて謝罪した上で後日改めて話し合う場を設けたいと申し出たらば、
意外にも最初こそ荒い口調で喧嘩腰に突っかかってきたギャル達は「いいよ解った」と了承してくれたのである。

後日ギャル集団の中の1人(1番口調が荒くなって1番突っ掛ってきた子)とヤニ吸いに行こーって授業をフケた際に聞いたんだったかどうだったか忘れたけれど。
あの場では私が1人でも言いに来た事を立てて話し合いの場を受け入れる事を決めたんだとか。
気持ちが伝わったという事らしかったので、無様な形でも勇気をだして良かったとは思っています。まぁこれらの行動がエゴなのかどうかは解らないんですけどね。

蛇足が多くてすみません。

結果的にどうなったかというと、後日担任を挟んで両者の意見を話し合う場が設けられました。
そして両方の意見が食い違う事と、ギャルの子の言い分では最初に友達になって輪に入れて欲しいと言ってきたのは今回被害を受けた子で、自分から他の方のグループに無断で抜けて行ったのに自分たちに嫌な事をされたと言い回っていて腹が立ったとの事。

一方被害を受けた子は言い分があまり定まらず、自分から輪に入れて欲しいと言ったのは本当だと認めたもののその他は曖昧な言葉で的を得ない感じでした。怖くて話せなかったのもあったかもしれません。

どちらの言い分が正しいのかは私には解りません。当人しか解らないだろうから。
でも、消しカスを投げつけたりする事は間違っているという私の指摘に対してギャルの子達は素直に間違いを認め「ウチらが幼稚だったごめん今後はもうやらない」と約束し謝罪してくれました。
私の見てない所でやるのだろうかと勘ぐる事はせず、正直にそう言ってくれていると信じて和解という形を取り事は収束したのでした。

その後私が居たグループの子達は何も変わらず今まで通り私もその子らと一緒に居ましたが
消しカスを投げられた子はその後も目立たない様にする為に体育を1人だけ見学にしたり返って目立つ様な形でおり、その方がよっぽど目につくけどなぁと感じましたがあえて何も言わずにおきました。
別にその子の為に今回の行動を起こした訳じゃないしその子に変わって欲しくてやった訳でも無いので高説を垂れる気はありませんでした。
その子にとっては迷惑だったでしょう事も理解しています。
ただ、ギャルの子達が言っていた事もなんとなく理解出来たので以降は放っとこうと決めました。
余計なお世話だったんだろうと思いましたが、
黙っていたらエスカレートするのは見えていたのでああする他無かったし担任を挟んだのでそれ以上陰険な事を続けるような事も出来まいと踏んでの私の精一杯という感じでした。
勿論その後、ギャルの子達がいじめの様な事をしたりからかったりする事は私の知る範囲では無く約束を守ってくれていたと私個人は思っています。

自傷行為についても読んでいてフラバする方は読むのをやめて連鎖反応を起こさない様気を付けて下さい。気分が悪くなる方は深呼吸をして読むのを辞めて下さい。

かなり本筋からズレてしまいましたが、
この件があった時に自分の震えた情けなさに嫌気がさして当時未成年で喫煙していた為
悔しさを「根性焼き」として体に罰を与えた事が自身が今後自分の体に罰を与える事にのめり込んでゆく初めてのキッカケとなりました。
今読んでも腕に煙草の火を押し付けた所で根性がつくなら世の中もっと楽だわと思います。
そんな事をしても何も変わらない。
解ってはいましたがあの年頃、界隈では根性焼きがステータスじみてあった事も事実でした。彼らがする根性焼きと私がする根性焼きは全く意味合いが違うものでした。
彼らは肝試しと同じ様に度胸だめしとしてやっているのだと思います。しかし私の場合は許せない自分に対する罰としての自傷そのものに違いありませんでした。

私は夜な夜な駅でたむろしたり中学からの同級生である男子生徒達といわゆる不良をしており、その時の野郎連れの1人からは根性焼きした事が知れると「女の子は体が大事なんだから根性焼きなんかするな」と怒られたのを記憶しています。
それでもその頃、一度体験してしまった情けない自分に対する罰と称して身体を傷つける行為は連れの説得も虚しく一度した事を皮切りに徐々に自傷行為としてエスカレートしていく事となります。

この記事は自傷行為やOD等を推奨、肯定するものではありません。
無意味なのは承知で書きますが、やってしまえばその後後悔する事も出てきます。
当時同じセリフを様々な人から言われましたが全て跳ね除けてきた身なのでこの「後悔する」がどれだけ意味をなさないか痛い程解ります。
しかしやらないのが1番ですのでメンタルクリニック等で相談の上投薬による療法や認知行動療法等を受けてみて下さい。
自傷行為自体を悪と否定している訳では無く、それらをやらなければ精神を保てないのはメンタルを崩しており鬱やその他の内部疾患の症状の1つである為専門家による治療が必要不可欠です。

また、未成年の方でどうしても自傷をしてしまう事がやめられない方はTwitter等で拡散されていました「輪ゴムをパチンと弾く(アンガーマネジメント等で利用する療法です)」や「赤いインクで傷口に見立てた線を書く」等試すだけ試してみて下さい。勿論メンタルクリニックや精神科等適切な専門医とカウンセラー等に相談する事を前提として書いています。

質問や自傷行為をやめられない家族を抱えている方や当事者からのご相談等は「答えられる範囲」「あくまで私の体験談の一部」であれば話す事は可能です。
あくまでも私の個人的な体験と対処です。
誰にでも当てはまるものではありませんし専門医でもカウンセラーでも無いので個人の感想でしかありません。
ご了承の上コメントがあればプライバシーに配慮した上でコメントをお寄せ下さい。
実名や病院名、薬の名称等の表記は絶対にしないで下さい。

長々と脱線してしまいましたが、私が初めて自傷という事に触れた経緯がこの体験になります。
今まで綴ってきた記事の中で既に書いた事も含まれていますが、改めて切り取って書き出してみるという試みと自傷行為についてのカミングアウトはこちらで初めてであり、公に公言するのも初めての試みとなります。
今までは数少ない特定の人にしか打ち明けていませんでした。
しかし隠して隠して仕舞い込むよりも
もういっそ外へ外へ出してしまった方が
自分がやってみたい事に近付くのではないかという気持ちがあり、公開に踏み切りました。

賛否あるのは当然として
肯定して欲しい訳でも無ければ叱って欲しい訳でもありません。
どう感じるかは読み手の自由ですが
同じように苦しい方の何かしら役に立つならば
私の様なものの体験やカミングアウト等幾らでもしようと思える様にやっとなってきたのです。
手探りの為私自身もこれがどうでるか解りません。しかし試していきたいのです。

この様なエゴにお付き合い頂いて
ここまで読んで頂き有難うございます。
あなたに最大限の敬意を。
今後も見守って頂けると幸いです。

2021/4/4 八咫鴉

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