短歌①
午後4時の チャイムが響いて 見渡せば 君の忘れし夏の面影
17のわたしを殺した君は言う 「テレキャスターに気を付けなはれや」
誰も見ぬヒエラルキーの最下層 星が消えゆく様を眺めては、「いずれああなっちゃうのかな」クスクス笑う君が愛しい
明日こそ救われるだろうかと祈っては 瞼を濡らして夢を見る貴方に天使のきらめきが見えた
守れなかったものたちを指の隙間から落としては 積もって出来た灰色の街
好きな所を数えては、まだまだ着かない君の街 電車に揺られて幸せを引き摺る
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