兵庫県でおてつたび

脚の怪我はほぼ完治して今は兵庫県に来ています。

ほぼ仕事と仲間たちといるのでnoteを書く時間がなかった。

合宿免許まで数週間あってその間に「おてつたび」ができたらと思って探してたらちょうどその期間の募集を見つけて応募してみた。採用が決まってからスタートが二日後だったから出発までバタバタだったけどどうにか兵庫県の山奥に辿りつきました。

ここに来てあっという間に明日で最終日。今日はお休みで散歩したり焚き火して川の流れる音を聞いてリラックスするつもり。

廃村にある数軒の古民家をとっても素敵におしゃれに改装して作られた集落を使った宿泊施設。

ほんとに素敵でこんなとこに住めたら最高!と思う。


仕事前のひととき

集落の真ん中には川が流れてて上から眺めると日本昔話に出て来そうな雰囲気。

一棟貸しで家を楽しんでもらう為にものすごく趣向を凝らしてる。

そこを4時間かけて次のお客様のチェックインまでにピッカピカに準備を済ませる。

結構大変なお仕事。

この集落には水源があって山の水を濾過してるからほんとに水が美味しくて幸せ。横浜の実家は高性能な浄水器を使ってどうにか凌いでいるけれど心置きなく水道水で野菜を洗える嬉しさ。お風呂もすごく気持ち良くてここに来てからは湯シャンで済ましてる。

そして宿泊は古民家のシェアハウス。一人一部屋もらえてそのほかはシェア。毎日泊まってるメンバーで冷蔵庫にある食材でメニューを考えてワイワイ作ってみんなで食べる。

みんなで作って食べるとほんとに美味しくて「うま!!」って毎日言ってる。

メンバーは相変わらず若者たちだけどほんとにみんないい子で初日から家族みたいに仲良くなった。

オーナーは40代の男性二人でものすごくエネルギッシュな方で彼も時々一緒にご飯を食べる。

夕食の後はほぼ毎日夜遅くまで映画を観たり語り合う。部屋に戻りたかったら戻ればいいし自由に過ごす。かなり山奥で車がないと身動き取れない場所なのでお休みの日に車がある人と一緒に買い出しに行く。この間の休みは平飼いの養鶏場で卵を買って、そこの鶏肉と卵を使ったこだわりのラーメン屋さんでランチ食べて、レイビレッジに寄ってもらって(休業日で中に入れなかった)それから姫路城までドライブしてもらった。

家ではめっちゃ楽しむけど仕事中はみなさん真剣で一切無駄話はせず黙々とインカムで連絡取りながら一生懸命働く。そのメリハリがすごく良い。

シェアハウスの暮らし初めてで大丈夫かな?と思ったけど人に意識を向けず自分に集中する練習になる。

下は16歳で私が最年長。ほんとに家族みたいって思う。みんな優しくて純粋で素直で。

高校中退した女の子、京大生、会社辞めた人、旅人などいろんな人がいる。息子と同い年の京大生の男の子とは一番話が合って夜遅くまで話すことがある。高校中退した女の子は普段は人を寄せつけないのですが彼女の最終日に「あきこさん、散歩に行きませんか?」と散歩に誘ってくれた。私は若い子たちと話すのがとても好きです。

私はここんところ自我をなくすように意識していたしていたので「まんま」の自分でここに居て何も頑張らないし「私は私は」という態度は一切出さないでいた。

今までの私はからかいにくいというかツッコミにくいというかあんまり人に「おいおい」って言われることがない可愛げのない女だったんだけどまんまの自分でいるとめっちゃ揶揄われる。

「こんなかで一番こども」「女子高生みたい」「あっこさん、、、」「出た!」とか言われる。

それがなんか心地よくて楽しい。

ここに来ている若者は精神的に成熟しててそして全てを受け止める大きさを持っている。でもやっぱり一人一人心の中に悩みや葛藤がある。

それを見てるのが何とも言えなく幸せ。

みんなで「最近感動した出来事」のはなしをしてて私は「一瞬一瞬が感動だよ」って言った。

ほんとにそう思う。

昨日も仕事の前に河原に座ってたら涙が出てきた。

やっぱり自然と共に生きるのがほんとうに大事で地球の恵みは計り知れない。

田舎の家を探す旅は車の免許取ってからが本番だと思ってる。大体絞れてきてるけど良いところがあり過ぎるからこうやって縁あって訪れたところで探すっていうのが良いのかもしれない。

和歌山は果物や梅や海の幸など特産品が沢山あって好きだけど水がイマイチだった。やっぱり空気と水が私にとっては重要。ここは特産品は特にないけど道の駅に行けば地元の野菜や卵や味噌などを買うことができる。ある程度山に入らないと良い水はない。

古民家に暮らしてみて本物の木、土壁、漆喰で作られた家の素晴らしさがとてもよくわかった。


私が住んでる部屋

一回横浜に帰って月末からはいよいよ合宿免許!

☀️🌕













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