サウナより長風呂がいい(個人的な)理由
「整った」という言葉がちょっと前から流行っているようだが、私はそのブームには乗ることはないだろう。
なぜなら、サウナが大の苦手だからだ。
1.暑がりである。
子供の頃からの、根っからの暑がりで、風呂も5~10分で済ませたいほうだった。
気温の高い夏は苦手だし、運動すると体が火照るのが嫌なので、基本、今でも運動はしない。せいぜい、家の近くの河川敷を一回り歩くくらいである。
湿度が高すぎるのもダメだし、カラカラに乾いた状態もダメだ。
初めてサウナを体験したのは、小学生高学年くらいに、家から20分くらいのところにある温泉に初めて行ったときだった。ちなみに、温泉は昔から好きであちこちよく行くのだが、それでも長くつかることはない。ちょっと入って、長めに休んで、の繰り返しだ。
その時の感想は、「なんでこんな蒸し暑いところに入って楽しいのか?」というものだったことを今でも覚えてる。
2.アトピーである。
私は、幼少時にアトピー性皮膚炎と診断された。故に、肌が荒れて、かゆみが止まらなくなるような状態になるのが嫌なのだ。
数年に一度、炎症、湿疹がひどくなり、その度に治療を受けた。
大人になってからは、ひどくなることは殆どないが、それでも湿疹や肌荒れになりやすいのは変わっていない。
3.サウナより長風呂がいい。
よって、サウナには短い時間しかいることができないので、「整う」という感覚が理解できない。
長風呂のよさも、最近まで理解できなかった。
というのも、40歳を超えた頃から、体が変わってきているのを実感している。1~2月の厳冬期、以前は薄着でも平気だったのだが、肌着を1枚増やさないと辛くなってきた。そう、体が冷えてきているのである。
以前はダメだった長風呂も、最近は楽しめるようになった。スマホが防水になり、動画を見ながら風呂に入っていると、あっという間に20分を過ぎてしまう。さすれば、いい汗をかけるし、体が芯まで温まり、疲れがほぐれるのを実感するのだ。
こうして、長風呂が好きになった私。
いつかは、苦手なサウナを克服できるのかもしれないが、それはいつになることやら。
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