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海と私

私は海が好きだ。いつからかは分からない。

泳ぎが得意なわけでもサーフィンをやるわけでもなく、ただただ海を眺めているだけで幸せなのだ。
貝殻やら石やら拾い始めたら日が暮れるまでやっちゃうような人。

2年前に石垣島へ1泊2日の旅行に行った際、海辺のホテルに泊まったその日の夜、何故だか涙が溢れ出して止まらず、帰りたくないと泣いていた。

川平湾で船に乗った時は珊瑚が壊滅寸前になった事や、そこから地元の人たちが珊瑚を守って来てくれた話を聞いては泣き、とにかくよく涙が出る旅だった。

浜辺のヤシガニ達や色とりどりの魚達、たくさんの生命エネルギーに触れて、「魂が喜ぶってこういう事か」と実感した。愛おしすぎて泣けて来るのだ。

この涙はどこからやって来るのか。

ブルーハーツの「情熱の薔薇」という歌に
「答えはきっと奥の方、心のずっと奥の方、涙はそこからやって来る、心のずぅーっと奥の方」という歌詞がある。
深いところから来る涙。

私が以前絵の活動をやっていた頃、ある作家さんと出会い、その方の個展を初めて見に行った時も、この不思議な涙を体験した。

今振り返ると「深い深い愛にふれた」そんな感覚だった気がする。

人は愛を感じた時、自然と涙が溢れるのかもしれない。

私の夢は綺麗な海の近くで理想の暮らしをする事。
どういうルートを辿るかは分からない。
けれどそれが魂の望みならば必ず叶う。

またあの愛おしいお魚達に会いに行きたい。

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