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ちひろさん、見終わりました

ちょうど寒い時期にファミマの液晶広告にて
ちひろさんの宣伝を見かけてから
念願の日、完了


__この作品は面白いはずと感じた通りでした

ちひろさん、掴みどころのない女性とその街の人との物語。猫のような生き様で沢山の人と関わり、人の輪を自然と広げていく誰よりも人間らしいキャラクター。人との関わりを一定距離空けているようで相手の心を受け止めて滞りなくするりと交わす。そんな見易い作品です。

映像美に胸を打たれた

作品だからとわざとらしく効果をつけたような作りではなく、違和感を感じさせない自然な映像美に最後まで目が離せません。まるで自分も街の一部になったようでしたよ。

自然な人間模様、相関図

人が人でいる限り切り離せない、誰しも持つ孤独と依存感情の対比が登場人物同士で補完されていて、とても気持ちのいい見心地。作品中にて年齢性別問わず交差し合うので、私たち側(視聴者)も年齢性別関係なくフラットな気持ちで楽しめるような作品になっているかと思われます。

⚠️食べ方に注目

これ一番重要です。その家庭の背景が食事に出ているので、かなり面白いです。登場人物たちの食べ方がキャラによって少しずつ違うのでよかったらそこも注目してみてください。

**

🚩個人的には有村架純さん自身が、演じている「ちひろさん」に少し似ている部分があるのではないかと思っています。テレビに映る、演技をしていない時の有村さんの落ち着きであったり達観しているようなその雰囲気が私にはすごく重なって見えて、ちひろさんという役を通してみるその景色はどんなふうに映っているのだろうとそのあたりも想像を掻き立てられて面白い部分となっております


まとめ

内容は明るくテンポ感よく進みますが、印象としましてはリバーズ・エッジの重さの半分くらいかなと思われます。あと3回君に会えるのようなの軽やかさも感じられます。然り内容が詰まっていて面白いです。ぜひご覧になってみてはいかがでしょうか🤩

(リバーズ・エッジ、あと3回君に会える、こちらの二作品も面白いですのでぜひお勧めしたいと思います🥰)


ここからはネタバレを含みます



ほぼあとがき

実際見てみた感想

まず謎を残している部分がある。遺体を埋めたがあの後はどうなったんだ。原作には最後が載っているのかな。あとオカジなんで写真撮ってたの?これも原作に載っているのかな。わからない。ただ師匠とかもめを埋める心理の共通項が理解できたから謎を残していても「あ〜…」とはならなかった。お見事。

オカジとべっちんが屋上で心の通いかけた友達になる瞬間がリアルで好きだなって思いながら。二人とも怖くて傷ついた経験があるから恐る恐る近づいて、最後に抱きつくあのシーンがまだ未成年な感じがして好印象でした。

元店長へバジルが熱烈視線を送ってるあたり、元店長はわかってそうな感じでサシ飲みの前に声かけてる感じがすごく引っかかりました。原作ではどうなっているのかわからないのですが私はそのシーンすごく気まずくて、その前にちひろさんに「人を見る目がない」と烙印を押されていたことですごく胸が痛くなりましたね…

ちひろさんが波間のような速度で、抱える暗さを癒しの方へと向かわせているところに沢山の希望と人生の続きを感じて気持ちよく見終えることができましたね

ここまで目を通してくださりありがとうございました🥳


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