多雪区域と一般区域の積雪荷重の違い【建築士試験】
こんにちは!ゼロ所長です。
今日は、多雪区域と一般区域の積雪荷重の違いについて考えるね。
こんな問題が出題されることがある。
多雪区域外において、積雪荷重の計算に用いる積雪の単位荷重は、積雪量1cm当たり20N/m2以上とする。
正解は・・・ 〇となるのだけど、なぜだかわかる?
知識ゼロの人が読んだら意味不明の文章だね。
一緒に考えてみよう。
多雪区域と一般区域の積雪荷重の違い
多雪区域外(一般区域)は、文字通り「多雪区域で無い地域」のことだ!
ややこしい言い方だよね。
一般区域とよんでもいいと思う。
一方、 多雪区域 とは「雪が沢山降る、積もる地域」だね。
北海道、北陸、東北…。みんなが想像する通りの「雪国」がいわゆる多雪区域に概ね該当する。
それ以外にも意外な地域が多雪区域だったりするからネットで調べてみて。
各市町村別に多雪区域かどうかは指定されているよ。
雪による荷重を「積雪荷重」というんだ。
雪が積もると結構重いので無視できない荷重になる。
積雪荷重は「多雪区域外」と「多雪区域」で、積雪量1cm当たりの平米荷重が、下記のように違うんだ。
多雪区域外 ⇒ 1cm当たり20N/m2以上
多雪区域 ⇒ 1cm当たり30N/m2以上
上記の値は暗記するしか無いけど、なぜ多雪区域では「1cm当たりの平米荷重が大きくなるのか」は説明がつくよ。
多雪区域では沢山雪が積もるよね。
雪が沢山積もると、雪の重みで雪が圧縮されて、雪がより密になっていく。
フワフワの雪が、どんどん積もることでズッシリしていくイメージ。
だから多雪区域では20N/m2より大きな30N/m2を使うわけだ!
ただし、多雪区域以外の区域でも、大スパン建築物の場合、積雪の後、雨が降ることで積雪荷重が大きくなる事例が見られ、スパンの長さや、屋根勾配などに応じて、積雪荷重を割増することになっている!
まとめ
よし。これまでの情報を元に整理しようか。
多雪区域では沢山雪が積もる。雪が沢山積もると、雪の重みで雪が圧縮されて、雪がより密になっていく。
多雪区域外では、1cm当たり20N/m2以上、多雪区域では、1cm当たり30N/m2以上
こんなかんじで問題を解けるよ。
参考
最後に参考にした記事を掲載しておくね~。それでは~。
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