無題

早起きは三文の徳になってない

 昔、仕事前の朝にジョギングしていて、捨てられている大金を持ち主現れずで頂けたという方がおります。若い人は知らないでしょうね。
 ことわざで、早起きは三文の徳というのがあり、まさにこれがそうだと言えるでしょう。

 三文というのは、ほんのちょっぴりの意味ではありますが、三文分得するという意味ではありません。ことわざ辞典を見ると、得をするような書かれ方をしており、諸説あり、はっきりしないようでもあります。
 また、夜型変調生活をいさめる為のことわざでもあるようです。

 いずれにしても、三文ちょっとの失いはないよ程度の意味らしい。
 実際に早起きしてよかった事は、自分はありません。

 今、早起きして仕事をするようになって数年経ちます。
 当初、朝活だの、朝食抜きの若手社員の為に、会社が朝食用意する何てことを聞かされ、「あほか」と思ってました。
 朝の眠くて、まだ体が眠っている時間、しかも仕事の前に何かするなんて、よっぽど大した仕事をしてないのだろう、朝食くらい自分で作って来いと思っているからです。
 仕事の内容密度は、人それぞれですし、朝活流行りなのかもしれません。朝食抜いても出社できるだけの体力があるなら、まだましとも思ってます。
 私の場合、混雑が嫌になったので、座れる時間帯をリサーチしながら通勤してきた結果と、早く帰りたいので、朝残業しているだけです。
 結果は、ひどい疲れはなくなったものの、疲れている事にはかわりなく、朝早くきても残業はあり、休みもくれない事に変化はありません。
 益々、「こいつはやる気があるのだろう」、「もっと仕事渡せ」という悪い方向になってます。

 ことわざをどう思うか、どう使うかは、あなた次第。

情報提供や考え方、そしてこれまでの苦々しい経験での対価として、ありがたく頂戴致します。