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働くと言う事:リモートワークとなって

 リモートワークができる会社に転職してから、働くと言う事がなんなのかを考えだしてます。

1.35歳定年説なんて昔から言われてます

 35歳定年説というものがありますが、もう20年以上前から、ITの職種においては話題に上がってました。
 ですので、今更というか、未だにこの話題が上がる事に違和感があります。

 IT職では、この年代になると管理職にもなり、現場経験は頭打ちとなり、エンジニア人生はそこまでで、所謂サラリーマンとしての出世街道に入るというものです。
 中には、多くのエンジニアが通る過労続きで、別職種に転職される世代でもあり、IT職として終わりにする事で、このような言い回しになっている状況もあるわけです。
 まあ、出世して現場から離れるか、過労続きになるかの年齢は、人それぞれなので、35歳と言う区切りの所以は、転職斡旋業会の受け売りなのではないかとみております。

2.35歳過ぎても転職できます

 そんな35歳定年説が加味する事として、転職年齢限界説も含まれますが、IT職において年齢は関係ないと言い切れます。
 現に私がそうですし、同級生も、またこれまでお会いした方でも35歳以上で転職している方おります。勿論正社員であり、同じIT業界、非IT業界、それこそ異なる職種でです。
 業界として、比較的IT業界、特に下層に行けば行くほど、年齢や転職回数関係なく、間口は広いので転職しやすいです。同じように間口の広い業界や職種はありますので、一概に正社員といっても、非正社員より低い年収のケースでの転職となりえもします。
 実際、私は年収落ちましたが、元から低いので、落ちたと言っても少しであり、相変わらず生活費が厳しい事にはかわりありませんw。まあ、外資に行くと違うようですが。

3.リモートワークになって

 今回転職した先では、在宅勤務となってます。
 前職においても、コロナのニュースが入った翌月から在宅勤務を取り入れました。
 ですが、一部の方であり、在宅と言っても不定期でした。
 私の職種であれば、月5日ほどの出社でもいいのですが、他の仕事も兼務させられており、出社当たり前と言う会社でしたので、渋々出勤してました。

 転職先の条件で、在宅勤務、つまりリモートワークを条件にはしてませんでした。以前よりは、多く在宅できれば良いか、地元で働きたいという意思程度です。通勤苦はありました。混んでいる電車に乗れなくなってもいましたので、遠くまで9時前に出社は避けたいなという程度です。
 ですので、リモートワークできる会社に入れたのは、たまたまでした。

1)通勤時間、通勤体力からの解放
 通勤と言う無駄な時間からの解放。そして、余計な体力の不要からの解放です。
 混んでいる電車に1時間も立ったままは辛いです。
 通勤時間を利用して、読書や勉強という方もおりますが、早く起きて自宅でやれば済むことであり、若い方は眠いでしょうから、その分睡眠に充てる事もできますし。

2)出勤せずとも仕事ができる
 これが一番大きいでしょうね。
 会社と言う場所に行かなくても仕事ができる環境で、仕事をするという、ごく当たり前の事が成就できたことです。
 同じIT職種でも、出勤しなければ仕事ができない状況の方も多いはずです。でも、現実出勤しなくても良い業務内容の仕事は増えてきますので、それに向けて、どう動くかかではないでしょうか?。
 自社でできないのであれば、転職ですね。

3)自由に時間を使える
 仕事を貰っている以上、自由にふるまうことはできませんので、語弊がある言い方ですが、例えば、前職では、簡単にトイレに行くことができませんでした。その為、毎日おなかがおかしいというか、全身だるさもありましたし、痔になってしまいました。
 ところが自宅勤務ですので、自由にトイレいけますよね。
 働くにしても、奴隷のような状況からの解放が、私にはできました。

4)昼食代が不要
 前職までは都内勤務。
 社食がある会社で就業したことがないので、毎日1000円近くの昼食代でした。
 「立ち食いでもマックでもいいではないか」と思われるでしょうが、「それだけで満たされますか?」。
 結局、おやつ買ってしまうのです。
 実際、途中から立ち食いに変えましたが、おやつ代と、朝食をとってから出勤してましたが、会社に着く頃には空腹と血糖値が下がっているのでしょう。おにぎりを買い、翌日の朝食用としても何かを買っての出勤でしたので、結構な出費になってました。

5)飲み会不要
 これが最も良いストレスフリーとなってます。
 リモートワークですから、集まる事がない為、飲み会が行われる事がありません。
 仕事で疲れているのに、付き合わされるのですよね。
 仕事与えられていない輩かの一声。
 仕事与えられていない輩が、幹事を命じられて、仕方なく出るしかない。
 酒好き輩の理不尽な行動に出ざるを得ず、でなければ影口叩くは、その者の仕事を円滑に仕事できないわ、上司がそれだと横暴でしかない。
 飲み会となると、嫌な事ばかりでしたし、早く帰宅して寝たいのを邪魔されてもいて、一方でろくに残業も休出もしておらず、毎日お昼はしっかりとれる輩に「体力がない」と言われてきた事に、やはり腹立たしさを感じてもいる人生でした。

4.良い事ばかりでないリモートワーク

 これも人それぞれでしょうが、私自身は、慣れても来ましたが、それでも時たま、悩みとなる事があります。

1)人との接触が全くない
 独り身の場合、そうなりますね。
 独居老人と同じ精神状態になるのかと。

2)1K、1ルームは軟禁状態
 狭い部屋は、身動きが取れません。これで窓から景色も見えないとなると、独房にいる感じです。
 それでも、若いうちは、新しい環境で新鮮さがあるのでしょうけど、長く生きていると、切り替えしができなくもなり、みじめに感じても来ます。
 6畳間の広さでも、押しいれなし、ベッドや布団おいたまま、キッチン場所含むでは、狭いです。

3)日中の買い物時、不審者に見られる
 生活圏が、在宅勤務者が少ない場所だと、そう思われても仕方ありません。まして、70代以上は、在宅勤務なんて経験ないでしょうし、サラリーマン世帯生活圏であれば、尚更不思議に感じるようです。案外、在宅勤務というのが、ピンとこないようですよ。特に就労経験乏しい女性だと。
 なので、日中は極力外出しないようにしました。

5.あとは考え方

 リモートワークだと体力面の低下を心配されるでしょうが、勤務時間外に運動すればよいので、私は何とも感じてませんし、実際、労働面の管理がしっかりなされている会社ですので、無理な残業からも解放され、運動らしいことが出来てます。
 通勤もある意味、体力維持ではありますが、むしろストレスにもなるでしょう。

 それ以外としては、これまでが、「出社する事が仕事」であったため、また自営業者や農業等一次産業に従事している方が、周りにいなかった事で、フルリモートで仕事をする事に、次第にギャップというのでしょうか、そういう事を考えだすようにもなってしまいました。
 つまり、「こんな働き方で良いのだろうか?」と言う事です。

 お金の稼ぎ方は、色々とあります。
 何も会社と言う場所に行って仕事をする事だけが、稼ぐ方法ではありません。
 ですが、それが当たり前の概念でしたので、そのギャップを感じているわけです。
 とは言え、今回転職した会社に通勤するとなると、これまでより長くなり1時間半になりますので、通勤は絶対にしたくありません。9時までに出社と言う事もあります。
 年収は下がりましたが、ストレス代が支給されなくなったと考えれば、落ち着く事もできます。
「帯に短し、たすきに長し」ではあります。



情報提供や考え方、そしてこれまでの苦々しい経験での対価として、ありがたく頂戴致します。